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AXIA

あくしあ

かつて富士フイルムの子会社である富士フイルムアクシアが展開していたカセットテープのブランド名或いは価値を現す英語のスペル。
目次 [非表示]
  1. あらゆるものの価値を意味する英語のスペルのこと。
  2. 富士フイルムが開発するカセットテープのブランド。(本項で解説)
  3. 日本の企業KIOXIAの社名の元ネタ。
  4. ワルキューレの楽曲「AXIA〜ダイスキでダイキライ〜」。
  5. from_ARGONAVIS』のバンド・GYROAXIAについて描いた映画『AXIA』。

概要編集

カセットテープ国内市場でライバル他社に苦戦を強いられていた富士フイルムがイメージ一新を狙って子会社である富士マグネテープ(旧:富士オーディオ)によって1985年から展開された日本国内向けカセットテープブランド


性能は高いものの広告戦略に失敗してカセット市場シェアを他社に奪われていた富士フイルムだったが、中高生をターゲットとしたAXIAブランドの展開によってライバルと肩を並べるほどのシェアを確保した。1989年にはビデオテープもAXIAブランドに統一、全盛を迎えつつあった多くのOVAアニメ作品のビデオテープに採用されて流通経路を確保した。

1993年には富士マグネテープから富士フイルムアクシアに社名変更され、AXIAはブランド名に留まらず会社名にもなり、当時はその名の通りの社会の中で本当に価値のある会社へと成長していった。

2001年にはAXIAブランドとしてもカメラ事業にも進出した。


しかしMDCDDVDの時代が到来するとAXIAブランドは縮小を余儀なくされる。21世紀に入るとトイカメラブランドとして存続させる方針が打ち立てられたものの、一抹の話題性を与えただけで高性能化するカメラ市場に風穴を開けることは叶わなかった。


2004年10月に富士フイルムアクシアが同社の子会社の富士フイルムイメージングによって吸収されてからは新製品の投入が一切なくなり、2006年12月にAXIAブランド全製品の生産を完全終了させた。同時に富士フイルムはカセットテープ市場から完全撤退している。


余談編集

かつて、全日本ツーリングカー選手権で富士フィルムがAXIAのブランドネームを使用してスポンサードしていた事がある(チームは『Object T』でBNR32型を使用したAXIAスカイラインGT-Rとして1991年~1992年シーズンに参戦。ドライバーは91年シーズンは影山正彦と清水和夫、92年シーズンは清水と影山に代わりトム・クリステンセンを起用)。


カラーリングは91年が銀地にピンク、92年は黒地にピンクという仕様(ただし、92年第4戦鈴鹿で黒塗装の新車を練習走行で壊してしまい、急遽前年使用した銀塗装車を引っ張り出した)。


大いなる希望のAXIAトランピオ。

↑91年シーズンの銀地にピンクのカラーリング


関連タグ編集

富士フイルム フィルム 価値

カセットテープ カセット

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