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島唯一の宿泊施設、ルイ・アソシエで働く使用人の女性。メイド服姿・黒髪のおかっぱ頭が特徴的。通称はアビー(長い本名の代わりに、作中ではこの略称で呼ばれることが多い)。
基本無表情で淡々と仕事をこなしており、接客時も愛想程度に微笑を浮かべることはあれど、素の感情が分からない態度で接している。
成人しているとは思われるが、色白な肌と低身長が相俟って実年齢より幼く感じられる。
あまり作中での活動を舐めるなよ? ※ネタバレ有り
島内で行われている一連の極秘事業のために送り込まれた、秘密組織の人間。
ヴィンセント・スウィフトと共に招待客の監視とその中に居る犯人Xとの交渉を行っていた(終盤で、ヴィンセントと同じ組織に所属していることが明らかとなる)。
犯人Xの握る交渉材料と引き換えに、客室の部屋割り操作・外部通信装置の破壊など犯行の手助けをしていたが、主人ダン・レイモンドの殺害や招待客達の想定外の動きにより、物語中盤以降は池田の言う屋敷側の人間として立ちはだかる。
ねね子パートでは、施設の地下に侵入して被検体にされかけている池田の救出を試みるねね子を拘束し、尋問を行っている(ここで彼女が屋敷側だと確定する)。
その後、客室棟の渡り廊下でジェイコブがヴィンセントに射殺された際、サバイバルナイフを持った彼女の姿が確認される。それ以降は終盤まで目立った活動はなく、ヴィンセントの裏切りで自分を襲うように仕組まれた実験体の群れに襲われ、致命傷を負っている。
暗躍
物語後半では目立った活動のない彼女であるが、デッドエンドのルートを始め、本編では描かれないところで実は主人公達を結構追い詰めていたと推測することも出来る。
彼女の犯行と思われる事件
1.アキラを襲った毒蛇を通信室に放り込んだ
→屋敷側の犯行とすれば、ヴィンセントがジゼルを通信室前から遠ざけ、その間にアビーが蛇を放り込んだと考えられる。
2.デッドエンド(ヴィザーズの正体・トマス殺しの推理で間違った選択をすると分岐)におけるジェイコブ、アキラ達の殺害→時間的に犯人Xによる犯行は困難である。また、ジェイコブの殺害方法は頸動脈を鋭利な刃物で切ったことによる即死であり、抵抗する暇すら与えぬ効率的なプロの犯行である。これは被害者に能う限りの苦しみを与えて殺す犯人Xの「復讐」とは動機的に合致しない。更に、アキラ達の殺害後、ねね子が握らされていた刃物が、アビーのサバイバルナイフと酷似している。
その他
ねね子曰く、「ボクの腕を折ろうとした極悪人」。実際悪の手先であった事に変わりは無いが、組織の犬として手を汚し続けてきた彼女も、この島の被害者の一人なのかも知れない(byアキラ)。