概要
ニューヨークのブルックリンに事務所を構える私立探偵。大富豪ロイ・ヒギンズの娘エイダ・ヒギンズからの依頼をきっかけに、ロイの代理人を装ってシロナガス島に向かう。
この際、超絶天才完全記憶能力持ちコミュ障長髪美少女出雲崎ねね子も相棒兼助手として同行している。
口ひげを生やした壮年の男性であるが、本編では物語が彼の一人称視点で進むため、殆ど素顔を見せることはない。(身分証を見せる場面や、出雲崎ねね子視点のパートでは僅かに風貌が映っている)
なお、ねね子は「シロナガス島への帰還」における臨時の助手という立ち位置であり、彼の本来の助手は「戌亥鯉(いぬい こい)」という名の少女である(続編「遥かなる円形世界(仮題)」に登場する、メイン画像の右から2人目の少女)。
プロフィール
曖昧さ回避
偶然にも戦国時代の某女傑と同じ読みだが、この親父はれっきとした男性である。
人物像(※ネタバレ注意)
優れた洞察力と身体能力を持つ如何にも有能な捜査官である。作中では度々命の危機に晒されているが、窮地に陥っても軽いジョークを放ちながら冷静に対処(?)できるだけの精神力も持ち合わせている。物語の中盤以降、彼の精神力は、事件や作中世界の真実に辿り着く上で重要な切り札となってくる。
しかし、切れ者故の隠しきれないオーラを発しているようで、序盤からジェイコブ・ラトランド、アキラ・エッジワースから目を付けられている。
また、島に潜入する際ロイの婿養子太郎・ヒギンズという偽名を名乗っており、あまりの適当具合にねね子からも辟易されており、島で出逢ったある人物からは一発で偽名だとバレている。
冗談なのか天然なのか解らない独特のセンスも、彼の魅力の一つかもしれない。
経歴(※ネタバレ注意)
作中ではねね子との出会いや、彼自身のキャリアについては詳しく触れられていないが、ボヤかされているが故に様々な考察が可能である。以下では作中で明かされた情報のうち、彼の経歴について考察の種になりそうな物をいくつか列挙する。(※加筆要)
- 南米にいた頃に、毒蛇(ブラックマンバ)に3回噛まれており、いずれも血清治療を行わないまま生還している
- 取得難易度の高いアメリカの探偵ライセンスを取得している(アメリカの探偵はライセンス制が導入されている反面、日本と違って刑事事件への介入も可能であり、逮捕権も有している)
- 彼の評判に関して、「マフィアや裏社会とも繋がりがあり、違法捜査も厭わない悪徳探偵」という風聞がまことしやかに立っており、本人は否定も肯定もしていない
- 鋼鉄の拘束具を素手で破壊することが可能
- 祖父の知り合いにスーパーマンがいる(ネタ)
正直言って非常時に発揮し得る身体能力と耐久力が人外レベルなので、彼単独であれば、頭脳面が無くても脳筋プレイでクリア出来るのでは無いか、との意見も散見される。