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ハヤブサ消防団の編集履歴

2023-07-13 21:38:03 バージョン

ハヤブサ消防団

はやぶさしょうぼうだん

『ハヤブサ消防団』は、池井戸潤による小説。

概要

『ハヤブサ消防団』は、池井戸潤による小説。

『小説すばる』(集英社)にて、2021年6月号から2022年5月号まで連載された。2022年9月5日に同社より単行本が発売された。


2023年7月にドラマ化。テレビ朝日系列の木曜ドラマ枠で放送される。主演は中村倫也


あらすじ

ある年の春、中部地方での取材の帰りにU県S郡八百万町ハヤブサ地区にある亡き父の生家である桜屋敷を訪れたミステリ作家の三馬太郎。屋敷に入り、家の風通しをして、2階のデッキからハヤブサ地区を一望した太郎は、この家こそ自分が住む場所なのではと思い立ち、東京の中目黒のマンションへ帰ると引っ越しの準備や、友人知人に田舎に引っ越すと宣言し、老朽化している桜屋敷の改修工事も施して、翌年の2月末で東京の生活を終えて、3月から桜屋敷に移住した。


移住半月後、自治会長が自治会の勧誘に訪れ、自治会の会合後に勘介に飲みに誘われ、その席で八百万町消防団ハヤブサ分団、通称ハヤブサ消防団にも加入することとなった。消防団加入式は3月末に八百万地区で行われたが、そのさなかにハヤブサ地区の民家から火の手が上がったとの通報があり、みなで急遽駆けつけ消火作業した。納屋からの出火で太郎はタバコの不始末ではと思ったが、勘介はこれで3件目なんやと言い、それはハヤブサ地区の土地を取得し聖地化を目論む宗教法人との攻防に太郎が関わるきっかけとなった。その後、消防団員の山原賢作や町長の信岡信蔵の家でも不審火があった。


連続放火の被害にあった家々は、火災の後に再建費用などのために土地を売却していた事実を太郎が突き止め、土地の買取をしていたタウンソーラーの真鍋が怪しいと推理するが、いくつかの家が燃えたときは、アリバイがあった。


調査を進めていく中で、山原本家の家紋とオルビス十字軍が信仰対象としている十字架の形が似ているのに太郎が気づき、タウンソーラーが土地買収を進めているのは、太陽光発電のためだけではない可能性を推理し、山原家の家系図を見た時に信蔵の妹なのに記載がないと賢作が言った山原展子の行方を追い、真相にたどり着く。


登場人物

35歳のミステリ作家。5年前に明智小五郎賞を受賞して作家デビューした。両親は太郎が小学生の時に離婚しており母に引き取られ三馬姓となる。スランプ気味になり、亡父の故郷、山間の「ハヤブサ地区」に移住する。愛車はトヨタ・カローラ。


太郎と同じく東京から「ハヤブサ地区」に移り住んだ映像ディレクター。


ハヤブサ消防団

団員。「八百万工務店」勤務。太郎と仲良くなる。


班長。呉服店「一徳堂」の二代目店主。


副分団長。町役場の土木課に勤めている。


分団長。養鶏場「宮原養鶏」を営んでいる。


部長。林業メーカー「山原林業」の社長。


協力団員。酒飲みの憩いの場「居酒屋サンカク」の店主。


ハヤブサ地区の人々

「隋明寺」の住職。住民たちからの人望も厚い。


ハヤブサ地区が属する八百万町の町長。


周辺人物

太陽光発電を手掛ける「ルミナスソーラー」の営業スタッフ。


東京にある出版社「草英社」の編集者。太郎の編集担当。


余談


関連タグ

池井戸潤 テレビ朝日

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