概要
中野を拠点にするエンタメ企業。今となっては弱小事務所だが、成子坂製作所創業期は芸能界を牛耳る超大手芸能事務所であり、成子坂も便宜を図られていた。
当時の社長を務めていた室江利蔵は芸能界のドン・独裁者とまで揶揄されるほどの権力を持っていたが、急病に伴い引退し急遽息子の室江央典が担ぎ出される。その後は独裁による抑圧を失ったことで幹部の離反・所属俳優の離脱・不動産の売却・負債の判明などトラブルが相次ぎ、会社更生の末に小規模な事務所へと収まった。
現在ではタレント部門の売上は自社売上の2割にも満たず過去の繁栄は見る影もない。小規模のアクトレス事業者でもあるがこちらの売上も1割未満で、売上の大半は通販を含むショップ経営による。
所属タレント兼アクトレスはいずれもパート・アルバイト・個人事業主の扱い。報酬は完全歩合制でシーズンによっては苦境に喘いでる。
ギア整備に関しては、高性能のギア整備施設(アクトレス単独で十分な整備を行えるレベル)を自社設備として導入している為自前で行えるのだが、所属アクトレスが全員兼業アクトレスである都合上外部に整備を委託することが多く、設備が活用されていない悲惨な状況となっている。
シナリオ初期は所属アクトレスが下落合桃歌と藤野やよいの2名のみと不足しており、創業期の伝手で成子坂から四谷ゆみが出向していた。所属アクトレスはタレントだけあって癖が強く、出向中は相当な苦労を味わったようだ。
後にシャーリー・オークレイが所属したことで、自社のみで3人1チームでの出撃が可能になった。
コロニー攻略戦後は他社へ移籍した伊戸倉音緒が出戻りで所属し、更に人員に余裕ができたことで他社からの応援要請にも応えられている。
ゲーム的には所属アクトレスの武器・属性の偏りが凄まじく、武器は全員デュアルで属性は電撃3人・焼夷1人となっている。
ゆみの帰任後もピックアップ上では中野とセットで扱われることが多く、「中野のピックアップならこのメンツだろう」と思いきや本来の所属メンバーが選定されていないこともあるため多少の注意が必要。
現社長は室江央典。父であり前社長の利蔵の引退により崩壊したエンパイア中野を現在の形に纏めており、調子の良さそうな外見からは想像もできない苦労人。
物品販売にシビアな目を持ち店舗運営の才はあるようで、サブカル系ショップの経営により利益を得ている。
しかし人員の配分など人材の運用については苦手で、人員不足でもあるため仕事を獲得するための営業を自ら行っている。その際にも3人で1人分の報酬でいいと売り込むなど営業技術に優れているとは言えず、公私を分別せず雑多な連絡を織り交ぜて業務へ支障を出すなどの無思慮さなどもあってしばしば従業員からはブーイングを受けている。
更に言うなら家庭でも肩身が狭いらしく、趣味のゴルフではプレイマナーが悪いなどシナリオ上では欠点が取り上げられがちである。
一方で他社へ移籍した人員がトラブルにより入院・失職することになった際には自社で再雇用するなど人は良く、威厳こそ皆無だが何だかんだで従業員とは悪くない関係を築いている。
所属アクトレス
CV：田中あいみ
キャッチフレーズ：大迷惑ハリケーンラッパー
職業：フリーター
エンパイア中野所属のアクトレス。東京シャード生まれ、HIPHOP育ち(?)なラッパー。事務所でも宇宙でもガチャから出てきたときも空気など読まずにラップ調で喋る。
専用トップスのスキルがブレイクダンスのパワームーブ。何かと四谷ゆみ(鳴子坂から出向中だった)に突っかかっていたが、それはラップの作法(dis)に則った絡み方であり、むしろゆみには懐いていた模様。出奔中だが爺やからこっそり小遣い貰っているとかサツキザマムとラップ対決とか人生いろいろある。
本性は文学少女で、小説系の、言ってみれば元祖に準じた同人活動を行っている。ただ、販売実績は振るわず恐らく印刷代での赤字が万年金欠の主原因だと思われる。
ラップにはまったのは、限られた語数で韻を踏んだり比喩を含めて表現する和歌や俳句の様式がリズムに乗せて歌うラップのスタイルと似通っていた為だと思われる。
アナザー仕様では自身の新たな可能性を探すためにラップを封印、物静かで気弱な本来の性格と小説の一説を引用する文学少女としての姿を見せた。
CV：谷口夢奈
キャッチフレーズ：江古田のアイドル♥
職業：ローカルアイドル
時代が求めた歌って踊れるアイドルアクトレス(自称)。プレイヤー視点では隠す気の無い荒んだ本音がダダ漏れているが、カメラさえ回っていれば愛嬌を振りまき続けることができる。例え謂れなき冤罪によって事務所がガサ入れ食らっている最中でも。ホームである江古田ではまさに江古田を愛し江古田に愛された本物のアイドルとのこと。
存外に面倒見がよかったりデスクワークが得意だったりプロデューサーとしての才覚を見せたりもする。門外の仕事が回ってきたときはにわか知識で携わることを許さずプロに教えを乞うなどプロ根性凄まじい努力の人。
新進気鋭のアクトレスとして世間の注目を浴びる吾妻楓に凄まじい対抗意識を燃やしているが、アンチを拗らせすぎてもはや熱烈なファンなのではという領域に達している。
地味にゴルフに精通しており、その縁でやよいの母親とも懇意にしている。
CV:三宅晴佳
キャッチフレーズ:テキサスじゃじゃ馬ガール
職業:フリーター
2019年春のイベントで唐突に参戦したテキサスシャード出身のアクトレス。牛肉料理とプロレスと西部開拓時代のカウボーイ精神をこよなく愛するテキサスガール…と思われていたが、実際には両親がテキサスシャード出身であるものの本人は東京生まれ。テキサス・シャードというのはステーキハウスの名前だったというオチがついた。
ストライクウィッチーズコラボ勢以外で、｢拳銃｣の専用クロスギアを持つ初のキャラ。大の西部劇好きで、自らも「中野の保安官」を自称している。
最近ではサバゲータレントとして、テレビで人気を集めているとか。
登場から時間が経つにつれて日本語が怪しくなってきている。
CV：都月彩楓
キャッチフレーズ：フォーリンミュージシャンガール
職業：ミュージシャン
現在はソロで活動するギターボーカル。他社に移籍していたが、諸事情により中野に再加入した。
やよいと桃歌の先輩にあたり、暴走しがちな中野の手綱を握れる数少ない人物。
一見ダウナーな性格にも見えるが物事には情熱的に取り組み、特に音楽に関しては上昇志向が強く真剣そのもの。
現在でもかなりの無愛想ながら移籍前は更に刺々しい性格だったらしく、やよいは未だに苦手意識を持っている。
そんな彼女も何故か成子坂隊長の前では応対がぎこちなくなるのだが…？
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