葉っぱ人
はっぱじん
概要
『ピクミン4』に登場する謎の存在。レスキュー隊のレンジャーのディンゴとパイロットが命名した。
頭にピクミンのような葉っぱが生え、毛むくじゃらになった姿をしている。
その正体は遭難者の成れの果てとされており、葉っぱ人になってしまった者は宇宙服(特にヘルメット)に頼らずに生きていくことが出来るという。
また、生態反応さえも変質するのか、IDカードを読み取れなくなるという現象も起きており、元に戻すにはドクターの力が必要らしい。
台詞のテキストはカタカナが混じっており不気味な雰囲気を醸し出しているが、誰彼構わず襲うような凶暴性はなく、会話が出来る程度の知性・理性も残っている。
特にどこかで見たことある鼻の形をした謎の個体が代表的で、同様に尻尾に葉っぱがついた青い宇宙犬モスを連れ、他の遭難者を葉っぱ人にするべく連れ去ろうとしている(曰く「ダンドリがなければこの惑星では生き残れないが、葉っぱ人になれば大丈夫」だからというもの)。
その為レスキュー隊は、彼と遭難者を賭けてピクミンを使ったダンドリ力を競い合う「ダンドリバトル」を繰り広げることになる。なお、彼と最初に戦った際に救出できる遭難者はディンゴとコリーによれば彼に捕まったパイロットらしい。
他の葉っぱ人も皆、何故かダンドリに意欲的で、彼らの用意した洞窟で制限時間内にオタカラや原生生物を集める「ダンドリチャレンジ」に挑むことが可能。チャレンジに達成すれば主人公のダンドリの早さに目を回して気絶し、回収(救出)できるようになる。
代表的な個体はダンドリバトルに勝利した主人公に潔く遭難者を返したり、返す際に「アトは任せタ」と意味深な台詞を残していく。
余談
救難信号の受信がオリマーの遭難から1ヶ月後であることから、今作の時間軸はピクミン1のバッドエンド後かつ(ピクミン1に犬は出なかったので)パラレルワールドではないかと考察する人もいる。
ピクミン1のタイムリミットは30日でおおよそ1ヶ月)実際、オリマーはあまり宇宙船のパーツを回収できていないまま宇宙ムセンを使った模様。
だが、OPではピクミンの様子がおかしくなったらしいので何らかの理由でピクミンが暴走した結果の可能性もある。
・・・実はオリマー遭難記をクリアするとオリマーが帰れなかった真の理由が判明する、らしい。
正体
これより先、ネタバレ注意
赤い葉っぱ人の正体は兼ねてより予想されていた通り、やはりオリマーが変貌した姿であった。
度重なるダンドリバトル全てに勝利するとようやく気を失い、彼を宇宙船まで連れ帰って元の姿へ治療する事ができるようになる。
オリマーが葉っぱ人になった経緯は、彼を救出後にとある理由から再びPNF-404へ戻る事になった二周目エピソード内で攻略できるサイドストーリー『オリマー遭難記』で明かされる。
PNF-404に遭難したオリマーは、ピクミンやモスの力を借りてドルフィン号を修理する事に成功する。
そしてホコタテ星へ帰還しようとしたその時、いつの間にか船内に潜り込んでいたモスが苦しみ出した事に気付いたオリマーは、宇宙空間から急いでPNF-404へと逆戻りする。
そこで生命維持装置が切れてしまい、命運尽きたかと思ったその時。ピクミン達がオリマーをオニヨンへと運び、オニヨンへと吸収されたオリマーは顔の赤い葉っぱ人として息を吹き返す事となった。
こうして姿形は異なるものの、シリーズ第一作のバッドエンドに登場したオリマーピクミンに限りなく近い存在となってしまったオリマーは、レスキュー隊とのダンドリバトルに敗北するまで命が尽きそうになっていた遭難者を葉っぱ人に変えて回るようになった。
これらの事から葉っぱ人への変貌の直接的な原因はピクミンにあった事が分かるが、経緯はどうあれ本来ならそのまま死亡してもおかしくない状況にあったオリマーを別の生物に変化させる事でPNF-404の環境に適応させて生き延びさせる事に成功している為、一概にピクミンが黒幕と言い切る事もできない。
また、OPにおいてピクミンの様子がおかしかったのも、とある原生生物によってピクミンが混乱した事が原因だと判明している。
なお、今回の遭難は彼を救出後に遊べる「オリマー遭難記」で黄ピクミンの性質を把握していない台詞が存在することと、後々読めるとあるキャラの航海日誌の内容から、どうやら「1」のIFシナリオ/パラレルワールドである模様。