概要
和名 | べダリアテントウ |
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別名 | べダリヤテントウ |
学名 | Rodolia cardinalis |
分類 | 鞘翅目 多食亜目 テントウムシ上科 テントウムシ科 テントウムシ亜科 ロドリア属 |
体長 | 3~4mm |
分布域 | オーストラリア(日本を含む世界各地に移入) |
赤地に三日月状の斑紋4つと、中央に1つの丸い斑点を持つ。
柑橘類の害虫である同じくオーストラリア原産のイセリアカイガラムシの天敵で、幼虫・成虫ともにこれらを捕食する。
このため生物農薬として導入されるなどして全世界の柑橘類栽培地域に生息するようになった。
天敵の導入による生物の駆除は失敗例が多く、駆除対象とは別の生物を捕食して生態系を破壊する事も多いが、本種はイセリアカイガラムシとその近縁種のワタフキカイガラムシ科昆虫のみを捕食する単食性で、餌が無くなると共食いを初めて消滅する為、生態系への被害が少なく、その中でもほぼ唯一の成功例である。