CV:石田彰
概要
アニメ版
アルタイ公国大公である少年。普段は飄々としているが、野心を持ち政治力に長けた侮れない性格で、第五王子であったが配下のセルゲイ・ウォンに命じて兄達を謀殺して現在の地位に上り詰めた。不要になったり自分に反逆する人物は容赦無く葬る冷酷な性格を持つ。
伝説の石と呼ばれる「漆黒の金剛石」でニナ・ウォンと契約し、彼女のマスターとなった。シュヴァルツと手を組み行った壮大なる自作自演により、ヴィントブルームをシュヴァルツから解放した英雄・女王の代行者としてヴィントブルーム王国の占領に一時的に成功するも、反アルタイ連合とレジスタンスグループの反攻に敗北し、生き残ったシュヴァルツのメンバー共々逮捕された。
後日譚の『Zwei』ではナツキ・クルーガーに対し、惑星破壊兵器に関する情報と引き換えに司法取引を申し出るも却下されている。
漫画版
本作でもアルタイ公国の元首に就いている。ニナのマスターになる予定の人で、アニメ版と同様に真白姫の許婚(政略結婚の色彩が強かった模様)。
アニメ版同様の暴君振りを遺憾無く発揮しており、気まぐれで2〜3以上の国を地図から消した事があるらしい。悪党国家の首領(または乱世の奸雄とも)と評判は悪く、各国の要人から嫌われている。現在ロムルスとの国境付近で鉱山争奪の紛争中であり、ヴィントブルームをも手にいれようと目論む。妹のアラシ・ダイ・アルタイの回想によると、「アルタイを最強国家にして世界中の人間を奴隷にする」事が夢らしい。
セルゲイ・オーギュストとは面識があり、詳細は不明だが、かなり険悪な仲でワザと「少佐(アルタイ軍人時代の官位)」呼ばわりしている。
ガルデローベで開かれた歓迎レセプションパーティーにて、オトメを「権力者の奴隷」と侮蔑しながらニナを不当に鞭打ちした。その際、マシロに殴られるが、怒っているどころか本人はマシロの事を更に気に入った(実はMの気がある)。
黒い谷の一件後、ニナを自国のマイスターオトメとして迎え入れる為に飛び級卒業させる。戴冠式の日、マシロに本気で惚れ込み正式に婚約を申し込む。しかしセルゲイによって戴冠式でのシュヴァルツ襲撃の首謀者として濡れ衣を着せられてしまい止む無く逃亡。
そしてアキラ・オクザキとミユの戦闘に巻き込まれ風華宮の地下に転落。そこでマシロ達と合流するもセルゲイと本物の真白姫から真実を聞かされてしまう。戸惑いつつもマシロ達と共にセルゲイの野望に立ち向かうが、ミコトがマシロを狙って攻撃した際、身を挺して庇い致命傷を負ってしまう。死の間際にニナに「マシロを守れ」と最後の命令を下し、マシロを「真の王」と認め、自分の「黒焔の金緑石」の指輪を渡して息絶えた。その死体は、嘗て美しき暗黒の魔神と恐れられた「HiME」の復活に利用されてしまった。
性格は悪いがアニメより人間らしいところがあり、普通の野望を抱く少年王として描かれている。また、平民を見下す言動はあるものの、平民・難民といった弱者を虐待する描写は無かった。後日譚の『嵐』では天国で妹を見守りながら、本物の真白姫とそれなりに幸せに暮らしているイメージが登場した。
関連タグ
類似人物
炎凪:声が同じ、前作の登場人物。