ゴレオン将軍
ごれおんしょうぐん
わがチカラをっ!パワーをっ!たましいに刻みつけるがいい!!
概要
ガナン帝国三将の1人で、三将で最も大柄な体格をしており黄色の鎧を纏ったイノシシ型の獣人。
武器はメリケンサックから伸びた鎖に繋がれた鉄球。簡単に言えば昔の囚人が足につけられてるアレのデカい版。
ガナン帝国城の西側にそびえ立つ監獄『カデスの牢獄』の責任者を任されている。
作中の活躍
初登場はバルボロスとグレイナルの戦いで谷底に落とされた主人公がカデスの牢獄で目を覚ました後に面会することとなる。イザヤールの仲間という事で一度は怪しむも、その後のグレイナルを討ち取った報告でご機嫌になったのも束の間、ガナサダイに天使を献上する事に熱心なゴレオンは主人公を「天使に見えないガキを連れてくるな」という理由で部下に激昂。部下の話に耳を傾けず牢獄の奴隷としてそのまま投獄を命じる。
この面会時には主人公が肌着オンリーになっているが、それは単に装備を外しただけで奪ってなかったり、主人公がガナンの紋章を持ってたことに気づいていなかったりと所持品の扱いをぬかった模様。
更にこの紋章は元々ゴレオンのモノであり、ゴレオンがガナサダイから賜った名誉の品であり、そんな貴重品を無くした事にギリギリまで気付いていなかった。指示といい物忘れといい見た目通りの脳筋で頭は良くない模様。
この通りデカいミスを積み重ねた事で牢獄内で囚人達の暴動を許すこととなり、鎮圧のために主人公と交戦するこことなる。
戦闘力
体格と戦闘前セリフからわかる通りゴリゴリのパワーファイターで呪文や体技を使わず、鉄球による重い一撃を得意としている。
完全1回行動だが、鉄球を振り回して相手全体にダメージを与えたり、結構な頻度で『痛恨の一撃』をくりだして大ダメージを与えたりしてくる。特にこの痛恨がスクルト無視の固定ダメージ(180前後)と非常に厄介で、後衛の魔法職にすっ飛んでこようものなら1撃で叩き潰され、前衛の肉弾戦担当も致命的なダメージとなってしまう。
基本攻撃力も高く、スクルトをサボると通常攻撃や鉄球ぶん回しであっという間に陣形を崩されていってしまう。スクルトをかけても定期的な痛恨で大ダメージ。死人が出て蘇生にもたついてると、その間に持ち前のパワーでジワジワと詰め寄ってくる強敵。
しかしスクルトを絶やさず、回復アイテムを前衛達にも持たせて余裕を持った回復を行えばさほど苦戦する様な相手ではない。
真実
この先ネタバレ注意!
「……そうだ。はるか昔オレはグレイナルにいどみ」
「やつの炎にやかれて死んだはず……。」
本編で出会うイノシシの獣人としてのゴレオン将軍は死後に蘇った姿であり、生前は人間だった。
本人が言う通り、はるか昔、グレイナルの炎に焼かれゴレオン将軍は死んだ。その後すぐにガナンの紋章はグレイナルに拾われて、主人公の手に渡ることとなった。
何故そんな名誉の品をが無くした事に気がついてないのか。という理由はなくしたではなく、死んでから奪われた為。
本人は死んだ記憶もない為、そんな貴重品を盗まれているとは夢にも思っていないだろう。(持ってない事に気がついてないのは確認を怠った本人のミスでしかないが)
実は皇帝ガナサダイをはじめとしたガナン帝国そのものがエルギオスの力で魔物として転生させられた姿であり、本人達は自分たちが魔物になっている事すら認識しておらず、死に際にようやく真実を思い出しているなどエルギオスの都合のいい手駒として働かされていたに過ぎない。
エルギオスが本格的に活動を開始した際にはもう一度蘇り、再び主人公に立ち塞がる。今回は魔物の自覚もあり、エルギオスの手で蘇った事も自覚している事からエルギオスに絶対的忠誠を誓っている。
この時はカデスの牢獄戦よりパワーアップしているのだが、主人公達はそれ以上のパワーアップをしている事もあって、ちょっと会話がある雑魚敵程度の強さである。
余談
グレイナルが主人公にガナンの紋章をガラクタ同然に渡しており、そのおかげでストーリーが進んでいくことになるのだが、紋章を無くしていたということはカデスの牢獄を守っているバリアを通れないということにもなりうるので、ひょっとすると彼はカデスの牢獄から出られないのでは?とネタにされている。
関連モンスター
- 怪力軍曹イボイノス
宝の地図の洞窟のボスの一体。
将軍から一気に「軍曹」に格下げされていることには突っ込まないように。
かつては一人娘とともに天上の神殿に暮らしていたが、二日酔いで寝込み、目覚めたら封印されていたという間抜けというか残念な経歴を持つ。
いかつい顔に反して性格は優しいらしい。
戦闘では通常攻撃のほか、超雄叫び、混乱を付加させる全体攻撃「激しい鉄球ぶん回し」、ためるを使用。
全体に状態異常を付加させる技を多用してくるので、運が悪いと混乱で同士討ち、連続で1ターン休みになりかねない。
また、なぜか痛恨の一撃を繰り出さない。