概要
未来へ無限に繋がる初音ミクの創作文化を体感できる複合型イベント。
主催はクリプトン社とTOKYO MX。ライブ制作はクリプトンとセガ、後援・協賛として市や様々な企業が関わる。
2013年から毎年開催され、ピアプロキャラクターズにとって国内最大級の一大祭典になっている。
ライブ・音楽・イラスト・ゲーム・グッズなど、ミク関連の様々なクリエイターが集い、成果を発表する大規模な文化祭のようなもので、「本気(マジ)なコンサートと初音ミクの文化(カルチャー)のこれまでと未来(ミライ)」を体験できる。
ライブに合わせてオリジナルグッズの販売や企画展なども行われる他、クリプトン公式の新作(音声合成ソフトやゲームソフト)が発表されたこともある。年によって東京・大阪に分けて開催する場合と東京のみで開催する場合がある。
その年ごとのテーマ曲とミクの衣装が発表され、2015年以降はテーマ曲をライブで演奏することが慣例化している。2017年からは楽曲コンテストを行っており、テーマ曲だけでなくグランプリ受賞曲も使われるようになった。
2015年に武道館での開催が実現し、キャロライン・ケネディ駐日米国大使が来場したことでも話題を呼んだ。2017年には3万人以上を動員するなど年々拡大傾向にある。
2022年に記念すべき10回目(10周年)の開催を迎えた。
イベント内容
3DCGライブ
本イベントの肝。
ミクたちピアプロキャラクターズを透明なスクリーンに投影し、来場者にその場にいるように「錯覚」させることによってリアルとバーチャルを近づけた形式のライブである。
その後のクリプトン公式ライブで使用されるようなXR技術ではないが、改良次第でキャパシティの大小や視覚情報にも対応できる。
クリプトン社の「R3」という新技術も導入され、リアルタイムで3DCGや歌声を制御している。これはマジミラだけでなく他の公式イベント(「SNOW MIKU」や「初音ミク×冨田勲)での公開・使用も確認されている。
マジミラの3Dモデルには「SEGA feat HATSUNE MIKU Project」で誕生したゲーム「初音ミク ProjectDIVA」に加え、クリプトンのR3と関連する新モデルが使用されている。
企画展
企業や個人クリエイター作品の展示、体験企画、ステージ企画、ブース出展、各種グッズ販売などを行っている。
新作の発表についても企画展・企画展ステージで行われる。
歴代のテーマ曲・絵師・グランプリ受賞曲
ミク以外の5体の周年テーマソングについては後述。
- 初音ミク マジカルミライ2013
絵師:CHRIS KEI、iXima
テーマ曲:未設定
- 初音ミク マジカルミライ2014
絵師:MONQ
テーマ曲:ネクストネスト(さつきがてんこもり)
- 初音ミク マジカルミライ2015
絵師:希穂
テーマ曲:Hand in Hand(kz-livetune)
- 初音ミク マジカルミライ2016
絵師:LENA[A-7]
テーマ曲:39みゅーじっく!(みきと)
- 初音ミク マジカルミライ2017
絵師:iXima
テーマ曲:砂の惑星(ハチ/米津玄師)
受賞曲:Singularity(keisei)
- 初音ミク マジカルミライ2018
絵師:Mika Pikazo
テーマ曲:グリーンライツ・セレナーデ(Omoi)
受賞曲:METEOR(DIVELA)
- 初音ミク マジカルミライ2019
絵師:ni02
テーマ曲:ブレス・ユア・ブレス(和田たけあき)
受賞曲:ある計画は今も密かに(森羅)
- 初音ミク マジカルミライ2020
絵師:藤ちょこ
テーマ曲:愛されなくても君がいる(ピノキオピー)
受賞曲:まるいうなばら(ごーぶす)
- 初音ミク マジカルミライ2021
絵師:左
テーマ曲:初音天地開闢神話(CosMo@暴走P)
受賞曲:first Note(blues)
- 初音ミク マジカルミライ10th Anniversary
絵師:KEI × NOCO
テーマ曲:フューチャー・イヴ(sasakure.UK+有形ランペイジ)
受賞曲:Loading Memories(せきこみごはん)
- 初音ミク マジカルミライ2023
絵師:LAM
テーマ曲:HERO(Ayase)
受賞曲:king妃jack躍(宮守文学)
周年テーマソング(初音ミク以外)
以下の2つはマジカルミライで併催されテーマ曲がライブでも披露されている。
テーマ曲:劣等上等(Giga)
- マジカルミライ 巡音ルカ 10th Anniversary
テーマ曲:Jump for joy(Easypop)
※MEIKOとKAITOに関しては「単独での周年企画のテーマ曲」が演奏された。
出演アーティスト
バンドについては年ごとにメンバーが代わるため、その都度情報を確認しておきたい。
関連テレビ特番
初回(2013年)から主催者の一員であるTOKYO MXで放送されている。初回こそは東京都ローカルだったが、回を追う毎にネット局が増加している。
関連イラスト
2013年のデザイン
2014年のデザイン
2015年のデザイン
2016年のデザイン
2017年のデザイン
2018年のデザイン
2019年のデザイン
2020年のデザイン
2021年のデザイン
2022年のデザイン