概要
天院家に仕える女殺し屋にして、「総帥の目」の異名を取る老骸の最側近。常に物静かでストイックな性格の美女。カーリヤと同い年にもかかわらず、高校生に化けても違和感がないほど外見が若い。カーリヤほどではないものの十分に成熟したスタイルであるが、服装の趣味や性に関しては保守的。
「気」の流れを読むことに関しては家中でも右に出る者のない実力者で、視覚情報を全く必要としないほど周囲の状況を把握出来たり、相手の思考を的確に読み取る読心術に長け、先読み・カウンター戦術や精神攻撃を得意とし、カーリヤも対戦を避けるほどである(ただし幼馴染みであり、私生活では時折共に食事に行くなど仲はよい)。また勘が非常に鋭く、凶事の予感は外れたことがないという。見つめた相手のトラウマを強制的に想起・増幅させて行動不能に陥れる「破心眼」を切り札としているが、開眼するとセリアの意思に関係なく見つめた人間に対して破心眼が発動してしまうため、普段は常に眼を閉じている。また、記憶を消すなどの意識操作術の心得もある。戦術を読心術に頼り過ぎているという弱点があるが、それを突ける相手がごく限られることからセリア本人は余り気にしていない。
老骸の命で若美を襲うもウブで下ネタに弱かったため、若美の破廉恥な妄想で得意の読心術を封じられ、ならばと発動させた破心眼も「全裸になった若美の姿のイメージを見せ付ける」というカウンターで無効化され、若美の思考や心を読めば読むほど逆に自身が精神的ダメージを負うというジレンマに耐えられず、ほぼ自滅する形で敗北を喫した。このような屈辱的な敗北は受け入れがたいものであったようで、若美の妄想や対破心眼カウンターへの耐性を獲得すべく、後に月先生との交流でBLのイロハを学び、元々長けていた書画の才でBL漫画を執筆するようになる。しかし、結局その修行も根本的な弱点の解消には至らず、同じような流れで敗北を重ねた末にリベンジを諦めた。
老醜が大内裏高校校長に就任してからはスクールカウンセラーになりすまし、彼を補佐する。