概要
ゲーム『エースコンバット04』の主人公を務める「メビウス1」の僚機の戦闘機パイロット、もとい伝説のベイルアウター(非公式)である。
渋いダミ声で元から人気のあったキャラクターだが、ミッション中に超大規模の砲撃(ストーンヘンジ)で墜とされても、敵機に撃墜されて明らかにエネミーラインにベイルアウトしても、次のミッションまでには何事もなく復帰しており、場合によっては同じミッション内で何度も撃墜されているなどの恐るべき生存能力を持っているため、(主にネタ的な意味で)ファンに愛されている。
上記のような現象が起きるのは、オメガ11が撃墜される旨の台詞がランダム発生扱いになっているためであり、他にも「オメガ1」、「ヴァイパー3」、「ヴァイパー9」などミッションによってオメガ11と同じ待遇にある者はたくさんいるが、魅力的なダミ声とネタ的なブレイクもあってオメガ11が突出して注目されるに至った。
因みに専用AAも作られている。
《 オメガ11ヽ(0w0)ノイジェークト! 》
余談だが、メビウス1と同じ部隊であるにもかかわらず彼らのコールサインが異なるのは、敗北寸前まで追い込まれたISAF空軍が残存戦力の寄せ集めで部隊を編成したため。コールサインの統一もままならず、各員が以前のものをそのまま使用しているからである。
最終ミッションの際、ようやくメビウス1を隊長として部隊が再編され、全員が同じコールサイン「メビウス」を使用することとなった。コールサインは変わったものの、最終ミッションでは聞き慣れた声がちらほら……。
ちなみにオメガ11はメビウス8の模様。
戦争終結から1年後のオペレーション・カティーナ時点ではISAFに引き続き所属、隊長であるメビウス1が退役して部隊再編となったのかコールサインはオメガ11に戻っている。
戦歴
2004/11.07 「HUNTING HAWK」作戦に参加
2004/11.19 「EARLY BIRD」に参加、同作戦中に墜落
この間に前線復帰
2004/12.16 フェイスパーク地方にて墜落
この間に前線復帰
2004/12.31 コモナ諸島にて墜落
そしてインフィニティへ
オメガ11とは別人と思われるが、PS3向けF2P(Free to Play)ゲーム、『エースコンバット インフィニティ』にて、キャンペーンモードの主人公「リーパー」が所属する傭兵部隊に「オメガ」のTACネームを持つ僚機(タイフーン)が登場する。
この時点でシリーズのファンならニヤリとしてしまうだろうが、ミッション中の会話にて先の作戦中に撃墜され、戦線に復帰したばかりである旨が明かされ、『被弾王』なる異名を付けられてしまい、とうとう公式ネタとして爆誕してしまった(ミッション7・Area B7Rのブリーフィングでは名指しで注意を受けていたり)。
こちらはオメガ11とは打って変わってフランクな雰囲気の兄ちゃんで、ストーリーにおける主要なリアクション役でもある。リーパーの身近な僚機として各地を転戦しては無線を賑やかしており、復帰以降は撃墜されることもなく元気に飛んでいる。
ただし、現時点では『04』のようにベイルアウトを繰り返しているのか、出撃するたびに被弾しつつも無事に帰還しているのかは不明(傭兵がベイルアウトしてばかりもいられないだろうが)。新たなオメガの活躍に期待しよう。
エースコンバット7
本作VRモードにて、メビウス1と同じくIUN-PKF(国際停戦監視軍)に所属するパイロットとしてヴァイパー2と共に登場する。
ヴァイパー2は若きエリートパイロットとのことだが、オメガ11は04と同一人物の模様。
そしてなんと撃墜されないしベイルアウトもしない。開発曰く「もうベテランなので」とのこと。軍務へ復帰したメビウス1に対しては本人かどうか疑う場面もあったものの、ステージクリア時には本物と認めている。
ちなみに
ベイルアウト行為は実は結構危険。キャノピーが飛ばず頭を強打して死ぬ(映画トップガンでもそういうシーンがある)こともある。また、勢い良くシートごと吹っ飛ばされるので、頚椎損傷などの大怪我につながることも。
…そんなことをしょっちゅう敢行しては五体満足で帰還しまた戦闘機に乗って出撃していくオメガ11は人間の域を超えた存在なのかもしれない。