プロフィール
(キャラクターブック「EGOIST BIBLE」より)
概要
「ブルーロック」の登場人物で、本作の世界トッププレイヤーの一人。
本作では名実共に世界最高選手として名を馳せており、主人公である潔世一の憧れの人物。
フランス代表で現在31歳。現在はドイツの最強クラブチーム「バスタード・ミュンヘン」の絶対的エースとして活躍している。
幼少期はフランスのスラム街で生まれ育つ。「味方にアシストして1-0で勝つより俺がハットトリック決めて3-4で負ける方が気持ちいい」と発言している稀代のエゴイスト。但し、それはサッカー選手としてのエゴイズムであって、後述の通り潔に厳しくも的確なアドバイスを送る、傲岸不遜な態度を潔らに振舞うミヒャエル・カイザーを厳しく諫める等、決して酷薄な人物ではない。
常に沈着冷静で、感情を表情に出すことはない。極めて合理的に世界一となるべく「己のすべてを費やす」という哲学で生きている。
『青い監獄』を作った絵心とは元チームメイトであり、自身にとって『人生最初のライバル』『ただの戦友』とのこと。
能力
合理を突き詰めて最短で進むドリブルのスピードとそれを実現するフィジカル、ブロックに来た相手プレイヤーを躱すテクニックも当然ながら世界トップレベル。
だが、彼に与えられた最大の天性は、全人類の1%未満と言われる完全なる両利きである事。世界最高レベルのシュートをどちらの脚からでも遜色なく決めることができる。
指導者としては感情や印象を信じず、絶対の数値主義を打ち立てている。一方、成長に悩む潔に厳しい意見を投げかけると同時に成長に必要な哲学と考えを教える等、指導者として確かな能力を見せている。
活躍
「新英雄大戦」
世界選抜チームのドイツ代表として登場。
潔から相談を持ちかけられた時は、潔自身の武器やそれに必要なものについて次々と質問を投げかけ、最後に「俺に勝てるか?」という問いに「わかりません」と返ってきたところで「わからないを持ち込むな。」や「思考のやり直し」を要求し、「お前の理論はここで破綻した。」とまるで潔の生きてきた事を全否定しかねない厳しい言葉を投げた。その上で、全ての時間を世界一に費やしているかと自身の哲学を伝えた上で「俺に勝つ理論を持ってこい」と指標を与えた。
第1戦スペイン、FCバルチャ戦ではラヴィーニョがスターシステムで参戦するのに合わせて参戦し、ラヴィーニョと対峙。潔の介入を逆手に取られて1点を獲られるも、すぐさま本領を発揮して1点を返した。
第2戦ではクリス・プリンス率いるイングランド代表、マンシャイン・C戦では、先のスペイン戦の結果や選手のトレーニング成果を鑑みて、青の監獄チームからスペイン戦でレギュラーだった國神だけで無く新たに潔と我牙丸に黒名に雪宮の4人をスタメンに起用した。試合を見守る中、新たに『超越視界』に開花した潔が辿り着いた理論によるプレーを見ると、「最高だ潔 世一。折れるな気づけ、お前が見つけたその世界一への”挑戦理論(チケット)”はこの俺まで届き得るぞ」と評価した。イングランドチームが2点目を決めた際、スターシステムで自身がフィニッシャーになって目立つためだけにしゃしゃり出るクリスを、「指導者失格」と言いクリスを止めて試合のバランスを整える事を目的に、自身もスターシステムで出場し今回はFWではなくDMFとして参加する運びとなった。自分が出た時にはチームに「俺はこの戦場で一番合理的な人間につく」と宣言した。試合最終局面では自分は潔のサポートにつくと宣言して潔につき、ノアの協力によって複数見えたゴールルートからどのルートで行くか迷っていた潔に対して、欲望が多すぎると言って「精神性の取捨選択」と言い、「心に合理性」に持つ様に教え、「この瞬間に、一つしか叶えられないのなら何を望む」と潔に問いかけ、潔が出した「カイザーに勝ちたい」と言う答えに「それが真理(答え)だ」と言った。そして黒名と共に潔をサポートしていった。
試合後に倒れた潔を自身の部屋で寝かしており、潔が意識を取り戻した時には、潔へ次の目標を聞き、潔の答えと、それを具現化するためにイングランド戦で新たに得られた、新たな脳と頭の使い方である『超越視界』と『主人公感』による理論を聞くと、潔が言った思考やサッカー理論をかつて10年以上前に絵心から聞いていたことから、絵心が潔を選んだ事に納得していた。そして潔へかつて潔が自分へ言った思考や理論は、昔チームメイトだった絵心から聞いたことがあると言った。自身と絵心との関係を詳しく聞こうとした潔に、『ただの戦友』と言い『今は自分が世界一で絵心は世界一に取り憑かれた亡霊』と言った。
第3戦のマルク・スナッフィー率いるイタリア、ユーヴァース戦では、イングランド戦のスタメンをベースにしつつも新たに青い監獄チームからチーム内トレーニングでのデュエル力の高さからDMEに雷市を起用する。そして試合の鍵を握るのは『個人決闘』と説明し、カイザーには潔に固執して非合理的なプレーは許さないと忠告した。そして試合でドイツチームが2点目を取った時にスターシステムでスナッフィーが出て来たタイミングで、自身も試合に出場し、足がつった黒名に変わってSBのポジションで出場する。総合力ならば自身すら上回るスナッフィーの立ち回りに翻弄されながらも競り合うも、覚醒した馬狼照英に同点弾を許してしまう。スターシステム終了後には黒名の次にSBの適正値が高かった清羅刃を出そうとするも、潔が「自分の見えたイメージを共有し合える選手を出して欲しい」と言う意見を聞かされ氷織羊を出場させて欲しいと進言される。最初は「ドイツチームは数値の高い選手を使うのがルール」をお題目に却下しかけるも、氷織の強い懇願もあって受け入れる。潔に「試合に敗けたらレギュラー剥奪」と言う厳しい条件を提示しそれを飲んだ事で氷織をSBとして交代出場させた。