夏休みも終盤、古典部員の4人は、2年F組が文化祭に出品するという自主制作映画の試写会に招かれる。しかし、そのミステリー映画には結末が描かれていなかった。試写会を開いた入須は古典部に、未完成のビデオから結末――誰が犯人かを推理することを依頼する。脚本担当の生徒は制作途中で倒れ、文化祭も迫る中で撮影の期限はすぐそこまで迫っている。「氷菓」の一件で推理力を見込まれた奉太郎は渋々引き受けることになるが・・・
『愚者のエンドロール』で初登場の人物
崩壊の危機にあるクラス企画を立て直そうと古典部を呼び寄せた張本人。
本郷真由
映画の脚本担当。神経をすり減らして倒れたらしい。
江波倉子:悠木碧
古典部を2年F組の面々と引き合わせる案内役。映画制作には興味なし。
中城順哉:近藤孝行
撮影班の一員で助監督。熱意はあるが細かいことには気が回らない。
羽場智博:阿部敦
小道具班のミステリー好き。でしゃば、……積極的に動くタイプ。
広報班のエキセントリックガール。別にいいじゃない、鍵ぐらい!
杉村二郎:入野自由
山西みどり:小清水亜美
瀬之上真美子:広橋涼
勝田竹男:秦勇気
海藤武雄:小西克幸
鴻巣友里:茅原実里
映画の出演者たち。アニメ版ではその素人芝居っぷりが好評に。