概要
ダックは『汽車のえほん』とそれをベースとした映像作品の『きかんしゃトーマス』に登場する蒸気機関車のキャラクターである。
本当の名前は、モンタギューだが、大西部鉄道時代は、アヒルみたいによちよち歩くため、普段はダックと呼ばれていた。ノース・ウェスタン鉄道ではダックの方が気に入っていることを太っちょの局長に伝えた所、ダックとなった経緯がある。
タグとしては、ダック(きかんしゃトーマス)が既に使われているが、本来は汽車のえほんが原作のためこちらの記事に解説を掲載する。
『汽車のえほん』と『きかんしゃトーマス』では設定が異なるため、媒体別に解説を行う。
汽車のえほんにおいてのダック
データ
所属鉄道 | 大西部鉄道 → ノース・ウェスタン鉄道 |
---|---|
製造年 | 1929年3月 |
来島年 | 1955年 |
性別 | 男性 |
ベースカラー | 萌葱色 |
番号 | 5741 |
モデル | 大西部鉄道クラス5700 |
初登場 | 第11巻ちびっこ機関車パーシー |
概要
汽車のえほんの第11巻『ちびっこ機関車パーシー』より初登場したタンク式蒸気機関車。
日本では使用例がない、2つの水タンクをボイラーに挟みこむ、バニアタンク式というタンク機関車である。
1929年3月に生まれ、1955年に来島したとされる。
大西部鉄道時代は、パディントン駅の入れ替えを担当していた。
性格・特徴
性格は、とても生真面目で曲がったことが嫌い。
大西部鉄道のことを誇りにしている。
貨車の暴走を食い止め、旅客列車との衝突事故を回避し、大事故を防ぐ勇敢な行動を取っている。
ディーゼルがやって来た時、他の機関車は彼のおべっかで嬉しくなり歓迎していたが、ダックはあった時点から怪しいと気づいていた。
エドワードの事をかなり信用しており、本来はディーゼル機関車嫌いなダックが、ディーゼル機関車のボコがエドワードの知り合いと知ると打ち解けたり、エドワードが馬鹿にされたときは怒っていた。
運用
ノース・ウェスタン鉄道に所属した当初は、パーシーがやっていたティッドマス駅の入れ替え業務を引き継いだ。
アールズバーグ線が再開することになった際、担当することが決まり、客車のアリスとミラベルを貰うことになった。
現在もティッドマス駅の入れ替え業務やアールズバーグ線の運用を担当し、旅客・アールズデール鉄道から運ばれる砂利の輸送を行っているのが確認されている。
イレギュラーな例としては、以下が挙げられる。
- 汽車のえほんの機関車達が本当にいることを伝えるために、ロンドンの会場で展示されるメンバーの一員として参加。
きかんしゃトーマスにおいてのダック
データ
概要
きかんしゃトーマスにおいても登場キャラクターの1台として登場している。
性格は、原作と同じ、とても生真面目で曲がったことが嫌いなものとなっている。
汽車のえほんとの違い
きかんしゃトーマスにおいての変更点は以下の通りとなっている。
- 塗装が黄緑になった。
- 番号が5741から8になった。
2次創作について
2次創作では、とても生真面目で曲がったことが嫌いな性格で描かれていることが多い。
海外では、trainzを使った動画が多く制作されている。
それに使われるモデルは、きかんしゃトーマスベースのモデルやグレート・ウェスタン鉄道クラス5700の姿をしたモデルなどがあったりする。
余談
- 原作のダックの番号の5741はダックのモデルとなったグレート・ウェスタン鉄道クラス5700に実際に存在した番号である(現在は廃車)。
- 前述した通り、モデルは大西部鉄道クラス5700なのだが、原作のイラストの中には、大西部鉄道クラス6400で描かれてしまっているものがある。
関連タグ
アールズバーグ線での同僚