ラテン語が用いられていた地域がキリスト教化すると、
宗教上では専ら、キリスト教の神を指す語となった。
キリスト教化された地域の言語での「神」が唯一神をさす固有名詞として
扱われる(例:GOD)という、いつものパターンの一つである。
キリスト教が伝来した当初の日本においてもキリスト教を揶揄して
デウスをひねって「大うそ」と呼ばれるようになるのはその象徴的な例である。
キリスト教以降、
異教時代のデウスは古典やそれを題材にした芸術や研究、
デウス・エクス・マキナのような用語においてのみ
表記されることになった。
関連
ゼノギアスのデウス
メイン画像になっているのはこのデウスである。
物語の核心にふれる存在なので、ネタバレ注意。
遠い昔、度重なる星間戦争を終結させるために生み出された戦略統合システム、
そしてその一部である生体兵器の名である。
攻撃と防御を担う「デウス」本体、エネルギーの発生・充填を担う事象変移機関「ゾハル」、
そしてこの二つを統括する生体電脳「カドモニ」からなる。
さらにこれらが納められた直径80キロメートルにもなる戦略制圧母艦メルカバーが
外殻と、移動手段として機能する。
元々から圧倒的な戦闘能力を持つだけでなく、際限なく学習し成長し続けるという
悪夢のような性質を持つ。破壊は惑星単位で行われ、現地の生物と機械を吸収
しまくり、自己修復しながら惑星を壊滅させる。
デウスが活動を休止するのは、惑星が滅び、吸収する有機物が無くなった時である。
デウス本体だけでなく、端末である「アイオーン」も脅威。
アイオーンはデウスの生体パーツから無限に作り出される。
設定画・準備稿には「ヤーヴェ」と書かれているが、幸か不幸か採用されなかった。