コレー
これー
デーメーテールの娘としての女神ペルセポネー。普通名詞としては、少女・娘・若い妻を意味する。
⇒ ペルセポネー
古代ギリシアの宗教で、大地母神デーメーテールの娘としてのペルセポネー女神を表す。母娘の二重女神の若い娘の女神。
デーメーテール女神の名も、De-meter で、メーテール(meter)は古代ギリシア語で、「母」の意味である。この神名は、「母なるダー」の意味と解釈されている。他方、海の神ポセイドーンは、ポセイダーオーンという別の形があり、ミュケーナイ語まで遡ると、この名は「ダーの夫」のような意味になる。ポセイドーンは元々「大地の神」である(「大地を揺らす神, Ennosigaios」という称号があり、地震を起こす神であった)。デーメーテール、コレー、ポセイダーオーンで、大地の三神となる。母、娘、夫の神となる。
普通名詞としては、少女、娘(daughter, 母に対する娘)、若い妻(花嫁)等を意味する。
κόρη( ἡ )、コレー(ヘー)。
普通名詞として対になるのは、男性名詞のクーロス(少年・青年)である。
若い女性の彫像のことを「コレー」または「コレー像」と呼ぶことがある。「コレー」は着衣の姿で、「クーロス」は裸の姿で作られることが多い)。