概要
自動車に搭載されるガソリンエンジンには欠かせない部品。シリンダー1つに1本ずつあり、バッテリーから供給される12Vの電圧を約3万ボルトまで昇圧して電極との間に火花を散らし、混合気(ガソリンと空気が混ざったもの)に火をつける。着火された混合気は爆発を起こし、クランクを動かしてエンジンを回転させる。回転数に比例して発火する(エンジン回転数が3000rpmであれば毎秒50回動作するわけだ)上、高温になるエンジンの過酷な環境に晒される消耗品であり、2~10万km走行ごとに交換しなければならない。
燃料(軽油)を圧縮して自然発火させるディーゼルエンジンにはスパークプラグは存在しないが、冷え切ったエンジンの始動を補助するグロープラグが用いられることもある。