概要
相模鉄道(相鉄)の本線の拠点駅である横浜駅が所在する横浜(神奈川県横浜市]])の海をイメージした深みのある青色系の濃紺(ネイビーブルー)の塗料に、自動車の塗料として用いられるマイカ(雲母)を配合することで輝き感を持たせた塗装としたことが特徴。この塗料は大日本塗料が開発・製作したものである。
歴史
相模鉄道のブランドイメージの向上を目的として、2016年(平成28年)春季より導入された。デザインの総合監修は、熊本県のPRマスコットとして知られるゆるキャラ「くまモン」を考案したアートディレクターの水野学と空間プロデューサーの洪恒夫が手掛けた。
また、青一色塗装を選定するにあたって念頭に置かれたのは、阪急電鉄が保有する鉄道車両における伝統的な車体塗色である阪急マルーン(茶色)であり、2017年(平成29年)12月に創立100周年を迎えるに当たって「今後新しい100年をつくる中で、100年経っても色あせない、変えない」をコンセプトとしている。
該当する車両一覧
車両リニューアルの第1陣として、9000系10両1編成 (9703×10) が2016年(平成28年)3月3日にリニューアルを終えて出場した[13]。案内表示器のLCD化や、床材・化粧板・自動窓ボタンなども交換され、大幅にグレードアップされている[1][3][5]。2019年(令和元年)10月までに6編成に実施、残る1編成が廃車となったことで9000系はリニューアル車で統一された。この車両のリニューアルと、吊革は2016年にグッドデザイン賞を受賞している[14]。
2020年(令和2年)3月には
- 8000系(1編成):10両編成×1本(8709×10)がリニューアル時に変更。
- 9000系:10両編成×6本(全編成)が今後リニューアル(YOKOHAMA NAVYBLUE塗装)済み
- 10000系(10701×10) にもリニューアルが実施された[16][17][18]が、これらの車両では9000系と異なり大幅が13な改造は行わず、本プロジェクトの最低限の内容のみが実施されている。
10000系:10両編成3本、8両編成5本(計70両) ※うち1編成 (10701×10) はリニューアル(YOKOHAMA NAVYBLUE塗装)済み