アルファ(ONEPIECE)
あるふぁ
人物
性格
普段は幼いボニーに対して優しげに笑顔を見せるなど穏やかに振る舞っているが、素の性格はかなり粗暴かつ下品な小物。
くまに対しては笑みを浮かべつつ「子供の首など造作もない」とボニーの命をたてにとり脅して見せ、くまがボニーに送った手紙を嫌悪感丸出しの表情で「くっだらねェ」と吐き捨てながら全て破り捨て、更には任務中であるにもかかわらず酒に飲んだくれて自分の素性をうっかり漏らしてしまう始末。
そのせいでボニーの脱走を許してしまった際は「逃げた場合は死なない程度に暴力を加え“完全拘束”に切り替えてよし」「ほう助する者は消してよし」という上からの指示があることをいいことに、自身の失態を自覚すらせずに「大分楽になる」と寧ろ喜んで襲いかかるなど、エージェントとしては「女版スパンダム」と言えるレベルの短絡ぶりが目立った。
活躍(?)
初登場は第1100話”ありがとうボニー”より。難病青玉鱗に侵されたボニーを助けるべくバーソロミュー・くまがエッグヘッドを訪れた際、世界政府の盗聴によって「ボニーの治療条件として、くまの改造終了までボニーを世界政府の監視下に置く」という条件を突き付けられた。
結果ボニーが監視される場になったソルベ王国に派遣されたのがアルファで、派遣後すぐは普通にボニーの監視を行っていた。
だが続く第1101話”ボニーへ”では、上記の様にくまからの手紙を勝手に破り捨てる性格の悪さと、酔った影響でソルベ王国皇太后コニーを初めとした数々の人々に素性や任務をバラす無能ぶりを露呈。(くまはサターン聖からボニーと会うことは禁じられているが手紙を出すことは特に何も言われていないため完全にアルファの独断で処分していた。)
そのため、コニーや周囲の人々は決してボニーの能力をアルファに気付かれないように隠し通し、後のボニー海賊団の海賊船「ジュエリー・マルゲリータ号」となる船をこっそり用意。
その後、コニーがボニーに事の真相を明かしたことによって、アルファの隙を突いてボニーは海原へと脱走するが、これに気付いたアルファは血相を変えて、月歩で追ってくる。
しかし、ボニーらがひた隠しにしてきたトシトシの能力及び技”歪んだ未来(ディストーションフューチャー)”によってニカのようになった未来の姿を宿したボニーの拳によってあっけなくKO。そのまま海に叩き落されてしまった。
余談
描写が殆どないため実際の戦闘力などは不明だが六式は戦術として身に着けているので少なくとも一般人よりは強いのは確かなのだが、上記のように悪魔の実の能力者で、尚且つ鍛えていたとはいえ、実戦経験は殆どないであろう子供であるボニーに能力を隠してきた上での不意打ちとはいえ、一撃で倒されてしまっているため、相対的にかなり弱く見えてしまう。また、それ以上に諜報員として、任務に対する姿勢やそれに関わる人物への洞察などに未熟さが見られる。それに比べ、コニー皇太后は「念のため」とボニーの能力を隠しておく、町でのアルファ達の行動に関する情報収集、病気が治っているボニーの待遇やくまが音信不通であること等に対する洞察力、ボニーに密かに脱走するよう手助けする行動力、自らボニーの身代わりになることも躊躇しない度胸、そして、それらを直前まで気取られることなく実行する手腕等、寧ろ彼女の方がエージェント向きな有能ぶりを見せつけているため、余計にアルファの無能さが目立ってしまっている。おそらくはCPとしては末端のキャラなのかもしれない。(任務自体は五老星も関わるかなり重要な案件な筈なのだが…)
……と、ここまで扱き下ろされているが、一応フォローしておくとアルファ達の任務はくまの改造手術が終わるまでの約2年間、自分達が政府の人間であることを隠した上で、人質であるボニーの監視を行うことであるため彼女達からしてみれば、くまの都合でわざわざ正体を隠して2年もの間、子供のお守りをさせられるということなので、ストレスが溜まるのも無理もないことではある。(ただし、上記のCP9のカリファは5年間、ガレーラカンパニーのそれも社長秘書という立場で潜入任務を素性を一切、気取られることなく実行している。)