CV:保志総一朗
プロフィール
格闘スタイル | 【マホメド・アライ流拳法】 |
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概要
マホメド・アライの息子。
父が完成することのできなかったマホメド・アライ流拳法を完成させ、その拳速は人間の反応速度を超えている。大擂台賽へと挑み、日米勝ち残り連合軍の一員として完全勝利を収める。
大擂台賽終了後、再び日本へと渡る。刃牙と戦い「最強」の称号を手に入れるため、また、来日時に知り合った梢江を手に入れるため、かつての刃牙のライバルたちと次々と対戦し、梢江にアプローチを続ける。
陽気で誠実な性格だが、一方で他の闘士達と同じく好戦的な面もあり、その実プライドが高い上にかなりの負けず嫌い。
強さ
幼少期に勇次郎に戯れ半分に仕掛けてデコピンで一蹴されたが、その勇次郎から直々に「刃牙のライバルになり得る」とお墨付きを貰うほどの確かな才能の持ち主。
刃牙とそう変わらない年で、少なくともスピードに関しては全盛期の父すら超えており、初見の技も一目見ただけで対応してしまうという刃牙顔負けの芸当も見せた。
また、マホメド・アライ流拳法の最大の弱点である蹴り技・寝技への対処力の低さを本人なりの手法でほぼ完ぺきに解消させており、ボクシングベースという先入観に捉われてそこから足元を掬おうとした者は、海王クラスの実力者でも容易く返り討ちにされている。
才能・実力共に勇次郎の評価通り指折りのものではあったが、スポーツの域を出ない「試合」と命の奪い合いたる本物の「死合」の違いをはっきりと認識しているわけではなく、彼の特性は良くも悪くもそこから来る殺気の無さである。
それ故に実戦慣れし殺気を読む事に長けた渋川や独歩を一度は下すも、向かってくる相手には誰であろうと殺気の有無など関係無く容赦しないジャックには相性が悪く惨敗。
渋川との二度目の戦闘では特性を見抜かれた上に対策され、手も足も出ずボコられて惨敗(2連敗)。
メンタル面での未熟さも目立ち、独歩や父からは言葉巧みに挑発され、それに乗せられて最悪のコンディションで戦いに挑みリベンジを許している(3、4連敗)。
しまいには刃牙からも「相手から命をも取ろうとしてるのに自分の命を差し出す覚悟が出来ていない(=殺す覚悟は出来てても殺される覚悟が全く無い)」と指摘され、試合開始から僅か3発(右ブロー、金的、踏み付け)で秒殺されている(5連敗)。
直後に首を絞められ、殺されかけるも父の乱入で事なきを得る。
見るも無惨な敗北に、最早ジュニアはもの凄い顔で泣き崩れるしか無かった・・・。
そんな彼を梢江は抱きしめるが、それはあくまで母性的な感情によるもので、恋愛に関しては自身が敗者にすらなれなかった事をジュニアは痛感するのであった。
Jr.と対戦した独歩と渋川、父であるアライと対戦した猪狩は刃牙との試合では試合の中でJr.が完成し、勝利すると予想していたが結果としては大外れだった。
これはJr.を過大評価していたというよりも、死刑囚や中国での大擂台賽での経験、柳による毒手からの回復を経た刃牙の強さの伸びを見誤ってしまったと見るのが正しいと思われる。
初登場から中盤にかけて快進撃を見せながら、ジャック・ハンマー戦での惨敗を皮切りにシリーズ通して前人未到の5連敗という連敗地獄に陥るという余りに不遇な扱いを受けたジュニアだが、才能自体は作中でもトップクラスなのは間違いなく、刃牙も試合後「彼は立派な戦士だったよ。逆に俺が一発で倒されかねない程にね」と(一応)フォローしている辺りそれが窺える。
本人も自身の認識の甘さに全くの無自覚だったわけではなく、自分なりに認識を明確にしようとするも、最後までその齟齬に自力で気付けなかったことが自身の凋落を招く一因となった。
もし、ジュニアがより多くの死合・修羅場を潜っていれば、才能のみならず実力も名実共に作中トップクラスになれたのかもしれない・・・。
余談だが、先述のジャック、渋川、独歩から受けた敗北に関して当人は認めておらず、ジャックに対しては「こっちはまだ戦う気なのに相手が勝手に切り上げて逃げた(意訳)」、渋川と独歩は「怪我していたから実力で負けたわけじゃない」という理由から、ここでも「命を懸けた勝負」の何たるかを解していないが故の認識の甘さ・往生際の悪さを露呈し、梢江から負けを指摘された際に「僕は負けてない」と言い訳して梢江を完全に白けさせ、「カッコ悪い」と切り捨てられた。
関連動画(モハメド・アリの娘『レイラ・アリ』もプロボクサー:NFL選手のカーティス・コンウェイと結婚し無敗のまま引退)
【女子プロボクシング・スーパーミドル級王者『レイラ・アリ』】(プロボクシング戦績:24戦24勝21KO無敗)
※YouTubeチャンネル『ノックアウトTV』より転載(チャンネル登録者数:10万7000人)