CAESAR MARCVS VLPIVS NERVA TRAIANVS AVGVSTVS
マルクス・ウルピウス・ネルウァ・トラヤヌス・アウグストゥス
13代 | トラヤヌス,CAESAR MARCVS VLPIVS NERVA TRAIANVS AVGVSTVS |
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誕生 | 53年9月18日 イタリカ(属州ヒスパニア・バエティカ) |
権力 | ネルウァの遺言 |
元首政権 | 98年1月28日 - 117年8月9日 |
崩御 | 117年8月9日 自然死 |
『至高の皇帝』『五賢帝』 健康すぎる皇帝として有名
ヒスパニア出身、ドミティアヌス元首以来軍団帳を歴任し、老ネルウァ元首が養子縁組を申し出るのを受け入れる。ネルウァ元首崩御後、ローマ元首を継ぐ。
五賢帝のうち2番目にあたりセナートスと協調してローマ統治を安定させた。
対外的には積極的な侵略戦争を繰り返し図り、ダキアを征服に成功。ローマ市のフォルムに記念柱をたて、その勝利を盛大に祝った。
またトラヤヌスはダキア地方以外にも東方地方に遠征をしたほか、南方にも進出した。
トラヤヌス存命中のわずかな期間メソポタミア全域がローマ領土であった。この時代にローマニアは最大版図を形成した。
トラヤヌスは文武両道・質実剛健・豪放磊落をすべて併せ持つような存在である。
よって元首在任期間中もはたまた死後も、そしてローマ文明を忌み嫌うキリスト全般の中世ヨーロッパでさえも、『偉大な皇帝』という評価が変わらなかった。
後代においても評価が変わらないローマ市史上最高の善帝となった。
関連
先代☞ネルウァ
時代☞ハドリアヌス
その他