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ギラ・ズールの編集履歴

2012-08-13 08:45:07 バージョン

ギラ・ズール

ぎらずーる

ギラ・ズールとは、機動戦士ガンダムUCに登場するモビルスーツ。

宇宙世紀0096年、ネオ・ジオン残党軍「袖付き」の主力量産機として運用された。

この記事では、そのバリエーション機についても記述する。


機体説明

ギラ・ドーガに次ぐネオ・ジオン軍の主力機として開発された機体。ギラ・ドーガをベースに設計されているが、デザイン的にはザクに近く、オーソドックスなジオン・スタイルにまとめられている。

これは総帥シャア・アズナブルを失い低下した組織の求心力を高める狙いもある。

また、細かい装飾として手首付近には「袖付き」の所属である事を示すマーキングが施されているほか、隊長機の頭部にはブレードアンテナ、右肩にはショルダーアーマーが装備され、階級や個人の裁量である程度の換装が可能だった。

主な携行武装として、ビームマシンガンとビームホークを装備する他、シュツルム・ファウストやハンドグレネード、ビームガトリングガンなどオプション装備も豊富であり、ギラ・ドーガのバックパックやランケ・ブルーノ砲も装備可能。


ネオ・ジオン軍の新型機ではあるものの、従来のOSを使いまわす為、操縦桿が当時の連邦軍では使用が中止されているアームレイカー・タイプのままであるなど、組織の困窮した実情が表れている。「袖付き」のMS、MAの基本的操縦システムは、ハード、ソフト共にギラ・ドーガから変更されておらず、コンソールやシートの形状も同じである。即ち、円形の「メインマルチディスプレイ」を中心に、それを囲む(右)「通信モニタ」と(左)「後方警戒モニタ」、足下のフットペダル、肘掛けの位置にあるサイドコンソールとそれ自体を引けば加速、押せば逆噴射する球形操縦桿「アームレイカー」により構成される。


バリエーション

親衛隊専用機

特権的な優遇措置が認められている親衛隊が搭乗する機体。

両肩がスパイクアーマーになるなど、全体的に装飾が施され外見的に派手になっているほか、各パイロットが各種チューンナップを行っている為、機体性能は一般機よりも高い。

正確には、一般機は初期設計の一部を簡略化した廉価版であり、この親衛隊仕様こそが初期案に最も近いギラ・ズール本来の姿である。

パックパックもザクⅡのものに近い一般機に対して、ギラ・ドーガと同様のものとなっている。


アンジェロ・ザウパー専用機

ギラ・ズール(アンジェロ専用)

親衛隊隊長であるアンジェロ・ザウパー専用機。

紫を基調としたカラーリングが施され、背中のバックパックもランゲ・ブルーノ砲の改良型(ビーム兵器仕様)に換装されている。

武装は作戦状況によってビーム・ショット・ライフルを携行する場合もある。

ラプラス跡での戦闘でユニコーンガンダムに挑むも返り討ちにあい中破。その後は後述のローゼン・ズールに改修される。


ゼー・ズール

ゼー・ズール

ネオ・ジオン残党軍が開発した水陸両用MS。

ギラ・ズールと共通した基本フレームに各種水中用装備(バラスト・タンク、ハイドロジェット推進器など)を装着している。両腕部には格闘用クローを装着し、ヒートナイフと共に活用している。バックパックにはシーリングした銃器コンテナを装備している。ちなみにゼー(see)とはドイツ語においての意を持つ。


クラーケ・ズール

漫画『機動戦士ガンダムUC バンデシネ』に登場。

サイコミュ高機動試験用ザクのコンセプトをU.C.0096年の技術レベルで再現した機体。ギラ・ズール本来の仕様であった親衛隊仕様機を母体として開発された。

通常の腕部を残したまま肩部にメガ粒子砲を内蔵した有線式遠隔兵器となる大型の腕部を追加、下半身は機体名称にある「タコ」を想わせる8本の大推力スラスターユニットに換装。その加速性能や機動性は巡航形態のデルタプラスに追従可能なものとなっている。



ローゼン・ズール

アンジェロ・ザウパー専用機として、ギラ・ズールのムーバブルフレームにシナンジュの予備パーツを流用してカスタマイズされた機体。

ローゼン・ズールの記事を参考。


関連タグ

ガンダムUC ギラ・ドーガ アンジェロ・ザウパー

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