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悪魔(ダンジョン飯)の編集履歴

2024-01-14 21:15:26 バージョン

悪魔(ダンジョン飯)

あくま

ダンジョン飯に登場するモンスター、もしくはそれよりも上位の生命体。 恐らくはダンジョン飯におけるラスボスか、それに近しい存在。

概要

マンガダンジョン飯に存在する悪魔は、舞台となっている世界の次元とは違う次元に存在する生命体である。

明言はされていないが、描写されている状況から察するに、おそらくは基本的に不死の存在。

同時に、後述の理由から無限の魔力によって、人知を超えた超常現象を起こすことができる。

そして、作品世界に存在するダンジョンを作り出した元凶であり、物語における諸悪の根源とも言える存在。

しかし、その存在については多くの謎が存在するため、敵であるのか、邪悪な存在であるのか、最終的な目的はなんであるのか。と言った事柄に関しては不明。


詳細

発祥は、ダンジョン飯世界の古代。

異次元を通じて無限の魔力を引き出すことができるという理論の元、かつて古代人は無限が存在する異次元と門を繋げることに成功し、無限の力を取り出したが、同時に“あちら”の生物も招いてしまった。

その生物こそが、「悪魔」である。

「悪魔」は、本来は無力な生物であるが、人間の欲望を食うことで成長し、更に強力な力を使うことによって人間の持つ様々な願いをかなえることができた。

しかし、それと同時に欲望を食われた人間は、徐々に「生存することに対する欲求」を失っていってしまい、やがて衰弱死してしまう。

そんな悪魔の危険性に気づいた古代人は「悪魔」が地上に進出しないように迷宮を作って閉じ込めたが、結局は「悪魔」によって滅ぼされてしまう。

その後、迷宮の中に閉じ込められた「悪魔」は、いずれ地上に進出するべく迷宮に様々な罠を仕掛けて人間たちをおびき寄せている。


目的

正確な目的は不明だが、基本的には「食事」であると推測される。

と言うのも、現在、「悪魔」が目標としている地上への進出は、「悪魔」自身にとっては食事以外に何の意味もない行為だからである。

基本的に「悪魔」は、様々な能力を使える上に無限の魔力によってありとあらゆる現象を引き起こすことができる為、いわゆる世界征服や人類滅亡と言った悪の組織的な目的は瞬時に叶えることができると思われるためである。

そんな彼らが唯一自由にできないものが、「食事」である。

彼らの食料である「人間の欲望」は、それが個性的であればあるほど「悪魔」にとってごちそうであるようで、物欲や金銭欲と言った万人が持ち得るような欲望は然程好まない傾向にある。

劇中の描写から察するに、特に高い志や崇高な理想と言った欲望は悪魔にとって極上の美味であるようなので、そういった欲望を食うのが目的であるならば、世界征服や人類滅亡と言った行いは自らの食い扶持を捨てるに等しい所行であるため、むしろ忌避している節がある。


活動内容

現在のところは、迷宮の製作を主な活動内容にしている。

「悪魔」にとって迷宮とは、自身を閉じ込める檻であると同時に、様々な欲望を持った人間を呼び寄せ、自分の力を取り戻すためのゆりかごでもある。

その中でも特に強い(個性的な)欲望を持つ者を「迷宮の主」として、彼らの望みを叶えていくことで自分自身の力を取り戻していく傍ら、「迷宮の主」の欲望を育てていく。

そうして、「迷宮の主」の欲望が爛熟したところで「迷宮の主」の欲望を食らい、新たな「迷宮の主」と共に迷宮を育てていく。

以上が基本的な活動内容である。


確認されている悪魔


かつてミスルンを迷宮の主に仕立て上げた悪魔。


翼を持ったライオンの姿の悪魔。

いわゆるグリフィンではなく、ヴェネツィアの獅子と呼ばれるタイプのキマイラ。

ダンジョン飯の主な舞台となる島に存在する迷宮を作る悪魔であり、現在は狂乱の魔術師を迷宮の主に仕立て上げている。


このほかにも世界各地に存在する人造迷宮全てに悪魔が潜んでいるが、それらは「悪魔」という巨大な存在の触手のようなものであり、元を辿れば同一の悪魔である。


関連タグ

ダンジョン飯の登場モンスター一覧

ライオス マルシル










悪魔の正体(ネタバレ)

人の欲望を喰らって成長する悪魔の正体とは異界よりやってきた「魔力」そのもの。

最初、「魔力」は世界を漂う塵のような存在であったが、生物に食われ取り込まれることで増殖していき、やがて「欲」を食うということを覚える。その味は凄まじく美味であり、その衝撃によって魔力は明確な自我を持つようになった。

そして魔力を見つけた古代人により魔術が編み出され、人の願いを聞きやすくするために魔力は「悪魔」という存在となった。

悪魔は古代人に神のように崇められたが、そのうち底知れない力を持つ悪魔の存在を恐れるようになった古代人により迷宮に閉じ込められる。

それでも、悪魔にとっては食事をする場所が固定されただけのことであり、然程問題でもなかったので迷宮にやってくる人間の願いを聞いてはその欲望を喰うというサイクルを繰り返していた。そんなあるとき、主となった人間の「世界を滅ぼしたい」という願いを叶えてしまう。つまり、古代世界を滅ぼしたのは悪魔の目的などではなく、人間の破滅願望であった。

自分の意思に関係無く世界の全てを滅ぼし、悪魔はこれ以上欲を食えなくなったことに絶望するが、わずかに生き残った人間を見つけ、今度は滅ぼさないよう慎重に対応し「永遠に続く食卓」を目指す。


そうして「島」の迷宮でライオスと出会い、彼を迷宮の主にした際にライオスを魔物へ変身させるという願望を叶えるのと引き換えにライオスの体を乗っ取り地上に出ると「異界」の門を開き全ての人類を無限の世界へと連れて行こうとする。

しかし、魔物に変身したライオスが「欲望を消化する」という能力を持っていたため悪魔の「人の欲望を食べたい」という欲望を逆に食われ、存在意義を失い元の力だけの存在へと還っていった。

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