概要
大場つぐみ氏が連載していた漫画「DEATHNOTE」のアニメ版におけるサブタイトル。シリーズの最終回であり、デスノートにおけるネタ回として親しまれている。バカヤロイドもここから発祥した。
関連タグ
馬鹿野郎!!松田!!なんて記事作ってやがる!!ふざけるなぁぁぁぁぁ!!!
真の概要
アニメ版「DEATH NOTE」の最終話であり、キラ事件に終止符を打つ重要なエピソードである。
Aパート
そして、遂に月は高笑いしこう答えた。
「そうだ...僕がキラだ。」
DEATH NOTE
How to USE it
All humans will, without exception eventually die
人間は、いつか必ず死ぬ。
Bパート
DEATH NOTE
How to USE it
After they die, the place they go is MU
死んだ後にいくところは、無である。
月がキラだと自白し、松田らは唖然とした中で自らが神だと告げ、正義だと信じて疑わなかった。
しかしそれでも世界は腐ったまま。腐った人間が多く、ノートを手にした時から殺すことは罪だとしてもそれでしか正せないことを悟り、使命だと伝えた。
「他の者に出来たか!?ここまでやれたか!?この先出来るか!?
そうだ...新世界を作れるのは、僕しかいない。」
月の自己弁護と御託をすべて聞いたニアはそれをすべて否定。デスノートを殺人兵器として断定し、死神やノートの力に負け自らを神と勘違いした殺人犯と断言した。
(言っても分らぬ馬鹿ばかり...)
月はニアが話した正論を全て無視し、自らが持つノートを本物かどうか確かめるため、腕時計に仕込んだ(決してシコってなどはいない)ノートのページの切れ端を出し書こうとしたその瞬間...
松田が月の左腕に向かって銃撃、左腕の手首の機能を失わせた。
「馬鹿野郎!!松田!!誰を撃ってる!!!ふざけるなぁぁぁぁぁ!!!!!」
負傷した月は冷静沈着な面影を一切見せず、今までにないほどの激昂。自己中心的な言動に松田も怒りが爆発。自らの局長であり月の父親である夜神総一郎の労力は一体何なのかを自答する。
月も父親のことは切り捨て、「ああいうクソ真面目で真っ直ぐな人間が損をする」と答え、松田に他の仲間を撃つことを命令。
当然、松田はその命令を拒否。尊敬していた局長の死を冒涜されたことで涙しながら月に向けて銃口を向ける。
「父親を死に追いやって...馬鹿を見たで済ませるのか!?」
それでも月はノートの切れ端で書くことを諦めなかった。その瞬間さえも相沢の声が届かない程の判断力を見せ、月の腹部に3発銃撃した。更に松田は近づきこう答えた。
「殺す...こいつは殺さないと、駄目だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
至近距離で松田が月の脳天に向かって銃口を向け、月に止めを...
刺せなかった。怒り心頭の松田を、咄嗟の行動で冷静な判断を下していた相沢達によって抑えられ、月の脳天のすぐ近くに穴が空いた。
「クソ...なんだ...これは...!」
それでも月は立ち上がる。キラを敵に回す相手を殺すまでは。
松田が殺さないことに痺れを切らし、魅上に全員を殺すことを懇願。
しかし魅上はその場から一歩も動けず、立ちすくんでいた。
こうして重傷を負った月はこの場から立ち上がれず泣き倒れていた。
レスター「ニア...終わりましたね」
ニア「はい」
同じキラの同志に助けを求めるも虚しさだけが残り、月はただ1人泣いた。
こうして、長きに渡るキラ事件は解決したのだった。
魅上「うわあああああああああああああああああああああああ!!!!あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
しかしこの事件終了直後、突然魅上が持っていたペンを心臓に突き刺し、自殺したのである。
相沢達やSPKメンバーが魅上の自殺に気を取られているこの隙に月は倉庫から逃走。怒りで我を忘れていた先程の錯乱状態から一転して半ば放心状態になっていた松田は魅上の自殺に一人無関心だったが、月が逃走する姿を目の当たりにすると、正気を取り戻し、月を呼び止めようとする。
「月くんっ!」
松田たちは月をキラとしてではなく、キラ事件の一員として呼び止めようとするも、ニアに引き止められる。しかしキラ事件に関わった人たちはニアの指図は受けないと反対し、ニアもそれを承諾。松田らは月を追いかけていったのであった。
エピローグ
苦痛の中、月はどこかへと向かっていた。
もしもあの時、キラになっていなければ?
もしもあの時、人を裁いてたりしなかったら?
もしもあの時、ノートを拾っていなければ?
デスノートを拾ったあの日から、月の人生は狂っていっていたことを後悔し、人生から逃げるために走り続けていた。どんなに後悔したところで、時を巻いて戻すすべはない。一度犯した過去は二度と消えない。
その時、一人どこかへ逃げゆく月はノートを拾う前の自分の幻影を見る。
そして建物の上から逃げゆく月の姿を眺めるリューク。こうして彼はこう答える。
「お前の負けだ、ライト。最初に言ったよな?お前が死んだとき、俺がお前の名前を俺のノートに書くことになると。これは、ノートを人間界に持ち込んだ死神と、そのノートを最初に手にした人間との間に出来る掟だ。牢獄に入れられたんじゃいつ死ぬかわからない。待っているのも面倒だ。もうお前は終わりだ、ここで死ね...」
「結構長い間、互いの退屈しのぎになったじゃないか。色々...面白かったぜ」
リュークは自分のデスノートに「夜神月」と執筆し、とある廃工場へと逃げてきた月はそのまま心臓麻痺で死亡。
その頃、黒いゴスロリドレスに身を包んだ海砂は誰もいない電車に乗って、一人どこかへ向かっていた。デスノートに関する一切の記憶は失いながらも、月への愛情を失っていない彼女はどこかで月の死を悟ったのか、たどり着いたとあるビルの屋上で柵の向こう側に一人佇んでいた。
同じ頃、倉庫で壮絶な最期を迎えた魅上は変わり果てた遺体となってその場に放置されていた。
月は自分の命が尽きる直前にLの幻影を見届け、目をゆっくりと閉じ静かに眠りにつくように息を引き取る。
こうして、自らを神と偽った男の生涯はここに幕を閉じ、彼が死んだ後の夜には綺麗な三日月が見えていた。