質問者「キラをどう思いますか」
魅上「神」
プロフィール
誕生日 | 1982年6月7日生 |
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身長 | 身長175cm(185cmの説も) |
体重 | 56kg |
血液型 | A型 |
好きなもの | 秩序 |
嫌いなもの | 混沌 |
CV | 松風雅也 |
演 |
人物
京都地検に勤める若き検事。
ストーリー終盤に登場したが、「メロ&ニアvsキラ」の雌雄を決するキーパーソンとなった。
幼い頃から正義感が強く、ひたむきにいじめっ子や不良のような「悪」と戦い続けてきたが、中学生になると次第にそれが報われなくなっていき、それによって「悪はこの世から完全に「削除」されるべき」だと考えるようになる。
さらには母親からもそうした「正義の行為」を否定されてしまい、魅上本人もそれによって心の中で母親を否定してしまう(もっとも母親はそれによって息子が傷つくことを心配してのことではあったのだが……)。
そんな時、「偶然」当時対立していた4人の「悪」と母親が交通事故で同時に死亡し、それによって結果的に周囲の人達が救われる光景を目の当たりにする。
その後も魅上が時を経て成長していくにつれ、「削除」を願った「悪」たちが「偶然」「削除」されるという出来事が頻発する(一部ではあまりに“タイムリー過ぎる”悪の削除や、デスノート所持者が権利を放棄すると持っていた間の記憶を失う決まりから、「実は月より以前にデスノートを手にした元所有者だったのでは?」と囁かれている。)。
これらの出来事はあくまでも「偶然」に過ぎなかったのだが、これによって魅上の「悪はこの世から完全に「削除」されるべき」という思想は過激化していった。
検事になったのも、自身の正義感を自認した上で、悪を裁くことを天職と感じたからである。
そして検事就任時にキラ事件が発生し、自分に起こったこれまでの出来事が「偶然」ではなく「神の裁き」であったと確信する。
以降はキラを「神」と呼んで極端に心酔し、崇拝・信奉すると同時に自身も検事として出来る限りの時間と労力を費やしていった。
やがてキラである月にそのことを見込まれ、海砂の所有権放棄後にデスノートを与えられ、新たなノートの所有者(ニア曰く「Xキラ(=X-KIRA)」)となる。
キラへの崇拝ぶりは最早「狂信者」とさえ呼べるレベルであり、生来の正義感と先鋭化した思想から、裁きの基準は月以上に厳しく、軽度の犯罪者や社会貢献を怠る者も含め、少しでも秩序を乱すと判断した人間は手当たり次第に「削除」していった。
この点は月ですら懸念視しているが、彼も過去にノートの効果を早く知りたいが為とはいえ、性根こそ腐っているが社会にはほぼ無害と思われる素藤や良といった塾の同級生をノートの効果を調べる為の実験にしようとしており(未遂で済んだが、こいつらに関しては実害よりも性格が悪いから死んだ方がいいという月の個人的な理由の方が大きい)、そしてノートの効果を再び試す為に渋井丸拓男のような痴漢程度の悪人を殺害している。
病的なまでに几帳面な性格でもあり、生活習慣は毎日決まった時間通りに動いている。
最期
原作・アニメ・ドラマ版で最期が非常に異なるキャラの一人。
原作
ニアに追い詰められ悪あがきを見せる月を自分の信じていた神でないことに失望し、「神じゃない」と罵倒する。月の死後に投獄され、その10日後(2010年2月7日)、獄中で発狂死した。その不自然な最期に、松田は「(ノートのすり替えを疑いもしなかったことを含め)ニアがデスノートで操って殺害した」疑惑を持ったが、ノートは処分されてしまったため真相は闇の中である。
アニメ
月を罵倒せず、持っていたペンで心臓を突き刺し自殺。松田の銃撃で深手を負った月はSPKや捜査本部メンバーが魅上の自殺に気を取られている隙に逃亡を図った(この時半ば放心状態で、魅上の自殺に一人無関心だった松田は月の逃亡を最初に目の当たりにした)。
胸から大量出血し、叫びながら果てたため安らかに果てた月とは対照的に衝撃的な最期を遂げた。見方によっては一番残酷な死に方。
実写ドラマ
月への忠誠心を捨てなかったが、捜査本部メンバーを排除しようとYB倉庫に放火するという暴挙に及び、あろうことか月に物理的な意味でトドメを刺してしまった。その後、彼自身は警察に拘束されるもノートが燃えたことによりキラとしての記憶を失った。その後については一切語られていない。
シリーズで生還したのはドラマ版のみ。
余談
- 普段は端正なイケメンとして描かれるが、物語の進行とともに別人のような顔芸を披露していく。特にアニメ終盤ではそれが顕著で、もはや同一人物には見えないレベルにまで崩壊した。
- 外見が『テイルズオブハーツ』のパーティーメンバーの一人、ヒスイ・ハーツに見た目が似ている上に中の人も同じであるため、たびたびネタにされることがある。
関連イラスト