松田桃太
まつだとうた
第一部
24–25歳。
刑事であるがとても頼りなく、警察には「コネ」で入ったとさりげなく失言するなど基本的に惚けた性格をしているが、正義感は強い。夜神総一郎の事を慕っている。本編開始前に、総一郎に連れられて夜神家に来たことがあるらしく、その時に月に出会っている。月も、おぼろげながら、その事を覚えていた。
多少ミーハーなところがあり、海砂のマネージャー兼監視役を嬉々として務めた。後先考えずにその場の勢いで行動する場合が多々ある。総一郎を慕っているためか、その息子の月にも好意的であり、Lよりも月のほうを信頼していると思われる言動が目立つ。ヨツバ編では、その勢いと行動力が良い方に働き、命がけの活躍をする。
捜査本部内での偽名は松井太郎で、「以前タレントとして活動していた」という設定となっており、偽名も「タレント時代の芸名を今でも使用している」という設定になっている(映画版では高田を確保する作戦で松尾陽介という偽名で現れている)。松井太郎としての本名は山下太一郎。
第二部
30–32歳(特別編では34歳)
日本捜査本部のメンバー。
第二部では、夜神総一郎の死によって感傷的になる一面もあったが、現在は本来の彼らしく楽観的に他のメンバーと共に捜査を続けており、決して悪に屈さない、非常に強い正義感の持ち主の総一郎に憧れ、尊敬している。そして総一郎の息子の月も、優れた頭脳の持ち主として尊敬する。月の妹である粧裕に対して女性として好意を持っている。
ミーハーな面は相変わらずで、ミサや高田清美に対して興味を持つ。キラを捕まえるという意思を持ちつつも、他の捜査本部メンバーと違い、キラの思想に多少共感しているような台詞を語ることがある。本編ではあまり強調されていないが、時折り見せる射撃の腕前はかなりのもの(実写映画版でも『the Last name』で披露する)。更には物語のクライマックスでは月に関して重要な意味合いをなしてくる(実際、月が腕時計に仕込んだデスノートを使用した時、器用にペンを銃撃し叩き落とすほど)。
最終回では伊出英基と共にポストキラ社会について俯瞰しており、伊出からは「お前、月くんがキラと知る前は割と好きだったろ」と問いかけられている。
実写映画『LcW』でも登場する予定だったが放映に際し登場シーンが全カットされたため、後に特番として「最もLにバカにされた男〜松田刑事の事件ファイル〜」の題でその場面がテレビ放送された(「L change the WorLd Complete Set」の特典映像として再編集されたものが収録されている)。
登場シーンは全てカットされているが、LcWのクレジット上には松田の名前も記載されている。
その後、後日談である『デスノートLNW』でも旧捜査班メンバーで唯一登場したが、「旧捜査班のメンバーだった」事が命運の尽きを呼ぶ羽目になってしまい、リュークの新たなキラである紫苑優輝の毒牙にかかりデスノートで無理矢理笑顔を作らされ、捜査班の眼前で殉職した。その死は主人公の三島創をはじめ、二代目Lこと竜崎にも重い影を落とした。
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