プロフィール
CV:松井菜桜子
生年月日 | 1976年2月11日 |
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星座 | 水瓶座 |
身長 | 171cm |
体重 | 46kg |
血液型 | A型 |
好きな物 | 革ジャン |
嫌いな物 | スカート |
概要
レイ・ペンバーの婚約者。元FBI捜査官。
女性でありながら異例の早さでFBI捜査官として採用される。ある事件でのミスを機に休職中の身でありながら「ロサンゼルスBB連続殺人事件」と呼ばれた難事件にてLの下で捜査し、2002年8月22日に犯人ビヨンド・バースデイを逮捕した優秀な人物。
以下、ネタバレを含みます
本編では日本に極秘調査のため潜入したレイ・ペンバーに連れられ日本に帰国していた。
レイから尾行任務中にバスジャックに巻き込まれた話を聞き、それが偶然ではないと直感。
彼の死後そのバスジャック犯が出所してすぐに事件を起こして死んだこと、そしてバスジャック犯と同時に釈放された別のひったくり犯も同様に死んだことから、2つの事件を結び付けこれらがキラの仕業であると断定するに至る。そしてこの2つの死が心臓麻痺ではなかったことから、キラは心臓麻痺以外でも人を殺せるという事実に、誰よりも早く辿り着いている。
彼女がバスジャック犯だけはキラに利用されていたとしか考えられなかったのは、レイがバスジャック事件の最中にやむを得ずIDを第三者に見せたという話を聞いていたからであり、その事実からキラがそのバスジャック事件の関係者の中にいるというところまで辿り着いていた。
このナオミの推理は証拠こそないもののキラ事件の真相にほぼ迫るものであり、夜神月にとっては序盤最大の危機というべきものであった。
ナオミの最大の不運は警察庁本部で月、すなわちキラと偶然に出会ってしまったことであり、結果として月の誘導によって自身の本名を彼に明かしてしまい、「48時間以内に、考えうる中で最も死体が発見されない方法で自殺する」と書かれて行方を晦まし、2日後に誰からも死を悼まれることなくひっそりと息を引き取った。
月とナオミのやり取りは、月の驚異的な記憶力と話術、とっさの判断力が光る序盤屈指の名場面である。
また、西尾維新の小説版だと、竜崎と名乗る男と共に捜査しており、Lに例のカポエイラを教えたのもナオミである。
余談
デスノートではルール上、「生後2歳と50日以降、124歳未満」の人間しか命を奪うことはできない。
つまり、万が一ナオミがレイとの間に子を授かっていた状態で月に名前を書かれていた場合、デスノートの効果が無効になるか、出産するまで効果が先送りになる可能性もあったわけである。前者は当然であるが、後者の場合でも、前述の推理と月の自白のことをLや警察に報告する猶予を与えてしまう。
そう考えると、月は非常に幸運だったと言わざるを得ない。
実写映画版
演:瀬戸朝香
髪型は前髪がワンレングスに変更されており、尺の都合上、原作やアニメ以上にキラの正体に肉薄している。
本作では、ノートに操られて死亡したレイ(本名「レイ・イワマツ」)の死に際に居合わせており、目の前で彼を喪ったことで復讐鬼と化した。上記のバスジャック事件を独自に捜査し月がキラではないかというほとんど正解に近い結論に辿り着き、月を挑発して馬脚を露すよう追い詰める。
その「もし推察が間違っていたらどうするつもりなのだ」というくらいに苛烈な態度は月の恋人である詩織からも「呆れた」「普通じゃない」と酷評されている。
夜神家の監視が始まってからは暫く行方を晦ませていたが、終盤でLに「私の命を代償に、月がキラだと証明する」と連絡を入れる形で登場。秘密裏に詩織を捕まえ、拳銃で脅して無理矢理月をデートに誘わせる。美術館で詩織を人質に月に自白を迫り、自分の本名を告げて月に殺害させる映像の一部始終をキラ捜査本部に電送しようとしたが、駆け付けた警察のサイレンに気を取られたことで、逃げ出した詩織を誤射して殺害してしまう。その結果、自分が罪なき人を殺した罪悪感に駆られ、その場で拳銃自殺した。
なお、ナオミの本名はこの時点で月に突き止められており(詳細は割愛するが、月が「レイの友人」と身分を偽り結婚式場で調べ確認していた)、ノートに「南空ナオミ 4月15日に一番キラと疑わしき人物の恋人を人質にとって電話をかけさせその一部始終を捜査本部に電送。その後人質に逃げられ阻止しようとするが、精神が錯乱し拳銃自殺」とまでは書いていたものの、「撃った弾が詩織に当たる」とは書いていない。そもそもデスノートでは他人を操って第三者を直接殺害することは出来ないからである。
しかし、次のページで月により「秋野詩織 4月15日に美術館立て籠もり犯の凶弾から恋人を庇い死亡する」(ここで「立てこもり犯」としか書いていないのは実名を出すと前掲のルールに引っかかるための苦肉の策)と書かれてしまい、限りなく作為に近い事故を起こされる形で、罪もない人を手にかけ自らも死ぬという悲劇に見舞われた。