概要
イギリス・イングランド西部、マージーサイドの都市であるリヴァプールを本拠地とするサッカークラブ。欧州きっての名門の一つ。
「20世紀で最も成功したアーティストグループ」としてギネスブックにも認定されたビートルズが熱狂的サポーターだった事でも有名。
愛称は真紅のユニフォームに因んで「レッズ」(Reds)。
歴史
1892年にホームスタジアムのアンフィールドのオーナー、ジョン・ホールディングは、当時アンフィールドを本拠地として使用していたエヴァートンに対して施設使用料の値上げを要求したが、エヴァートンはこれを拒否し現在のグディソン・パークへの移転を決定したことから新たなサッカークラブを設立することを決め、その名前を「エヴァートンFC・アンド・アスレティック・グラウンズ・リミテッド」(Everton F.C. and Athletic Grounds Ltd. 、略称: エヴァートン・アスレティック Everton Athletic)としたが後に改め、1892年3月15日に「リヴァプールFC」と全く新しい名前のクラブを創立。
1980年代までは栄華を極め『栄光のリヴァプール』と称される一方で、ヘイゼルの悲劇、ヒルズボロの悲劇という2つの大きな事件を引き起こしている。
2000年代からは資金繰りに苦しみ低迷する時期もあったが、しかし資金面を解決しドイツの名将ユルゲン・クロップが監督に就任してからは再びタイトル争いの常連となり、「第二次黄金期」と呼ばれるシーズンを過ごしている。
タイトル
1991年までは18回とリーグ最多優勝記録を持つクラブだった。しかしイングランドフットボールリーグがプレミアリーグに名称を改めてからは低迷し、同じく赤をクラブカラーとする「永遠のライバル」マンチェスター・ユナイテッドに最多優勝記録を抜かれてしまったが、2019-20シーズンに久々に優勝。2023年度時点、イングランドではリーグ優勝19回と2番目に多いクラブである。尚、この年に樹立した「31試合目で優勝決定」は旧フットボールリーグ時代も含めて、2023年度時点でのプレミアリーグの最速記録。
他にもUEFAチャンピオンズリーグ(旧UEFAチャンピオンズカップ時代も含む)優勝はレアル・マドリード、ACミランに次ぐ第3位の6回など、40以上のタイトルを獲得している。
余談
日本人は南野拓実が2020-2022年まで在籍していた。現在は遠藤航が2023年から在籍。
また女子部門「リヴァプールFCウィメン」は1989年にニュートンLFC(Newton LFC)として創設され、1991年にノウズリー・ユナイテッドLFC(Knowsley United WFC)に改名を経て1994年に傘下に入れた。
こちらは長野風花(2018年から日本代表)が2023年から加入。
関連タグ
リバプールFC:表記揺れ
光りりあ…サッカー実況バーチャルYoutuber。プレミアではリヴァプールサポを公言している。時々リヴァプールの試合実況も行う。