概要
健康診断とは、病気の早期発見や予防に繋げるために現在の健康状態を調べること。
企業に勤めている人は年に一度定期健康診断への受診が義務付けられており、個人事業主も任意で市区町村や病院で受診することが出来る。定期的に検査することで自分の健康状態の変化に気づけるため、欠かさず受けることが望ましい。
主に以下の診断が行われる。
小中高の学校健診においては、昔は男女関係なく上半身裸で診察を受けることが基本であったが、近年では保護者や生徒側から配慮を求める声が多く服の上からの診察が増えている。しかし疾患や虐待痕を見逃すリスクが高まるため、一種の課題となっている。
判定
健康診断が終わると後で結果・判定が通知される。
判定 | アルファベット | 詳細 |
---|---|---|
異常なし | A | 検査の結果(数値)は正常範囲内だった。ただし、正常範囲内であっても数値が年々「軽度異常」に近づいている場合は要注意。また、何か気になる症状があった場合は病院に行くこと。 |
軽度異常 | B | 数値が正常範囲から少し外れているが、病気と言えるほど悪くはない状態。ただし、食事や運動などの生活習慣を見直さなければ本当に病気に進行してしまう可能性もあるので油断は禁物。 |
要経過観察 | C | 要再検査ともいう。病気と断定できる状態ではないものの、数値が正常範囲から外れているので後で再検査が必要。「1か月後」「3か月後」「半年後」「1年後」のように時期が指定されている場合が多い。 |
要精密検査 | D | 数値が正常範囲から大きく外れており、明らかに病気と考えられる状態。必ず精密検査、治療を受けること! |
治療中 | E | 現在治療中の病気がある場合は、その項目に関しては数値に関係なくこの判定になる。 |