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血糖値

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けっとうち

血液中に含まれるブドウ糖(グルコース)の濃度のこと。多過ぎる場合は糖尿病の疑いがある。

概要

血液中に含まれるブドウ糖グルコース)の濃度のこと。

一般的に食後に数値が高くなりやすく、逆に空腹時は数値が下がる。

多過ぎる場合(高血糖)は糖尿病の疑いがある。

逆に少な過ぎる(低血糖低血糖症)のも危険で、が大きなダメージを受けることがある(ブドウ糖が脳の貴重なエネルギー源となっているため)。最悪の場合は死亡することも…。

健康診断生化学検査血液検査)でよく見かける項目の一つでもある。

検査における血糖値

判定空腹時の血糖値食後2時間後の血糖値
正常70〜99140未満
軽度異常100〜109
要再検査110〜125140〜199
要精密検査
  • 126〜159
  • または、69以下
200以上
至急、病院へ!160以上
疑われる病気
高値糖尿病耐糖能異常膵臓の病気(膵炎膵臓がんなど)、甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)
低値副作用甲状腺機能低下症(橋本病など)、アルコール依存症、重症の病気(肝不全腎不全心不全敗血症など)、栄養失調など

会社の定期健康診断では、空腹時の血糖値が必須項目となっている。(ただし随時血糖値やヘモグロビンA1Cで代用することも可能)

単位はmg/dl。

空腹時血糖値の正常範囲は70〜109。ただし100〜109はギリギリ正常範囲であるものの正常高値とされ、生活習慣の改善が必要なレベルである。

110〜125耐糖能異常と呼ばれ、糖尿病の疑いが否定できないとされる。再検査を受けるのが望ましい(要再検査)。

126以上になると糖尿病が強く疑われるため精密検査が必要となる。特に160以上の場合は糖尿病が進んでいる可能性が高いためすぐに病院に行くべきレベルである。

逆に70未満要精密検査となる。

中性脂肪と同様に空腹時のデータを調べるため最低でも10時間以上絶食してから測定する。そのため、朝7時以降に採血を行う場合は前日の夜9時までに食事を済ませるようにと指示される。

また、再検査精密検査では、食事の時間とは無関係に採血したタイミングの随時血糖値も調べる。

通常は健康な人でも食後は血糖値が上昇するが、2時間後には空腹時とほぼ同じ数値に戻っていることが多い。

食後2時間経っても血糖値が140以上の場合は要注意。特に200以上糖尿病の疑いが非常に強いので、精密検査を受けること

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ヘモグロビンA1CHbA1C):血糖値とともに糖尿病検査で見られる項目の一つ。むしろ血糖値より重要視されるとも言われている。

中性脂肪:糖尿病の人はこれも高いことが多い。

脂肪肝:この病気がある人は糖尿病を合併しやすいと言われている。

悪玉コレステロール 善玉コレステロール 脂質異常症

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  • 血液検査(生化学検査)の用語集【血中脂質、糖尿病検査】

    【血中脂質】 ・LDLコレステロール(LDL-C) 悪玉コレステロール。肝臓で作られたコレステロールを全身に運ぶ役割があり、細胞膜やホルモンの原料となるが、多過ぎると動脈硬化(心筋梗塞、脳梗塞など)の原因となり得る。 単位はmg/dl。正常範囲は60〜139。 140以上は要注意、180以上は危険(人によっては140でも危険)。 ちなみにLDLにも大切な役割があるので、少な過ぎるのもNG(60未満は危険)。 ・HDLコレステロール(HDL-C) 善玉コレステロール。余ったコレステロールを回収して肝臓に戻す役割がある。これが少な過ぎると動脈硬化の原因になり得る。 単位はmg/dl。正常範囲は40以上。 逆に40未満は要注意。特に少な過ぎる(35未満)のは危険。 ・中性脂肪(TG) ブドウ糖と共に身体のエネルギー源となる有機化合物。ただし多過ぎるとLDL-Cを酸化させ、動脈硬化を加速させてしまう。 単位はmg/dl。正常範囲は30〜149。 150以上は動脈硬化の可能性が高まる。特に300以上は危険。 1000以上になると急性膵炎の可能性が高まる。 逆に30未満もエネルギー不足に陥る危険性がある。 ・総コレステロール(T-CHO) 血液中に含まれる全てのコレステロールの合計値。ただし健康診断の判定では使われない。 計算式は以下の通り。 総コレステロール=LDLコレステロール+HDLコレステロール+(中性脂肪÷5) ・Non-HDLコレステロール(Non-HDL-C) T-CHOからHDL-Cを引いたもの。つまり、LDL-Cと「TGに含まれるコレステロール」の合計値。 単位はmg/dl。正常範囲は90〜149。 170以上は要注意。特に210以上は動脈硬化の危険性が高い。 逆に少な過ぎる(90未満)のも危険とされる。 ・L/H比 コレステロールの比率。計算式は「LDLコレステロール÷HDLコレステロール」。1.5未満が理想的。 2.0以上は動脈硬化が進む可能性あり。特に2.5以上は心筋梗塞や脳梗塞になる危険性が高い。 ----- 【糖尿病検査】 ・血糖値 血液中のブドウ糖(グルコース)の濃度のこと。身体のエネルギー源となるが、多過ぎると全身の血管がダメージを受けてしまう。 通常は健康な人でも食後は高くなるが、2時間後には空腹時とほぼ同じ数値に戻る。 ・空腹時の血糖値 単位はmg/dl。正常範囲は70〜99。 100以上は要注意。110以上は糖尿病予備軍の疑いがあり、再検査が必要。126以上は糖尿病の可能性が非常に高く、精密検査が必要。 逆に低過ぎる(70未満)のも危険とされる。 最低でも10時間以上は絶食する必要があり、例えば朝7時以降に採血する場合は前日の夜9時までに食事を済ませる必要がある。 ちなみに健康診断直前に飲食(水、お茶を除く)をするとこれが急上昇して糖尿病だと誤解されてしまいます…。 ・随時血糖値 食事の時間とは無関係に採血したタイミングにおける血糖値。単位はmg/dl。 食後2時間後の測定の場合、正常範囲は140未満。食後2時間経っても140以上が続く場合は要注意。特に200以上の場合は糖尿病の可能性が非常に高く、精密検査が必要。 ・ヘモグロビンA1C(HbA1C) 赤血球のヘモグロビンのうち、ブドウ糖と結合したものの割合を示す数値。過去1〜2ヶ月分の血糖値の平均値に大きく左右される。 5.6%未満が正常範囲とされる。 逆に6.0%以上は再検査が必要。特に6.5%以上は糖尿病の可能性が非常に高いため精密検査が必要。 ----- 【その他】 ・クレアチンキナーゼ(CPK) 筋肉や心臓、脳などに多く含まれる酵素。筋肉細胞のエネルギー代謝に関与している。細胞が壊れると血液中に漏れ出す。 単位はU/L。正常範囲の目安は男性が220以下、女性が200以下と言われている。 数値が高い場合は心筋梗塞や筋肉の病気(筋ジストロフィーなど)などの可能性がある。

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