概要
『武蔵家』とはドラマ『大病院占拠』及び『新空港占拠』の主人公の武蔵三郎の家族である
両親は既に他界しており年齢差のある弟の三郎を健一と二葉の兄妹が育てていた形であったがある日突然健一が失踪した事により事実上は二葉と三郎の2人家族であった
結果的に健一は既に他界していて二葉が2代目山猫(新空港占拠)と判明するなどかなり後味が悪いものとなった
武蔵家のメンバー
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- 武蔵裕子(むさし ゆうこ)〈39〉
演:比嘉愛未
三郎の妻で心臓外科医。1年前に起こった界星堂病院事件の後に武蔵との別居を解消。現在は横浜湾岸病院に勤務している。病院の駐車場で重傷を負っていた大河と出会い、彼に銃で脅されて車を走らせ、自宅での手術を強要されるが無事に終える。
綾部に保護されたと思いきや、本当の目的に気づいてしまいえみりを逃すのには成功するも拉致されてしまうが、大河の機転で救出。しかし、大河からは「大切な人を奪った」として依然狙われている(そもそも大河が裕子を救出したのは、自分の手で殺すためである)。だが、三郎が爆死するかもしれない状況で鼠/大河が「旦那ともおさらばだな」と言った際(自分も爆弾を付けられた状態で)「なめないで、三郎は死なない」と抵抗している。その後大河に何度か殺されかけるが武蔵と悠月の活躍により救出された。更には二葉がいなくなっていることに武蔵より先に気づき二葉の元に向かわせた。
- 武蔵えみり(むさし えみり)〈9〉
演:吉田帆乃華
三郎と裕子の娘。
綾部が本性を表した後に裕子と共に殺害されかけるが逃げ延び、本庄に保護される。
- 武蔵二葉〈51〉(2代目山猫)
演:奥貫薫
武蔵の姉で神奈川県議会議員。龍/悠月から「お前の兄がなぜ失踪したか知りたくないか」と電話で呼び出された埠頭で麻酔を打たれ眠らされる。その後、同じく麻酔で眠らされた武蔵と共にトラックで「かながわ新空港」に連れてこられ、謎の武装集団「獣(けもの)」による空港占拠事件に巻き込まれて人質となる。
実は彼女はかつて壬生こと北見の私設秘書をしており、兄:健一に北見を紹介してほしいと言われ紹介するや否や、彼が調べていた北見の不正の証拠や彼を操る初代山猫の正体を突き付け、さらには兄が撲殺されるその一部始終を見ていたが、幼い三郎の命を盾に取られ黙っておくように言われ、30年もの間沈黙を貫いた。彼女がやったことはこれだけではなく、兄の恋人:純子が健一を捜していた為、彼女を武蔵家から遠ざけた(この結果、純子は闇金業者に騙され、娘たちと引き裂かれることになり、その娘たち(駿河姉妹)も戸籍が売られ金融機関のブラックリストに入りまともに生きることができなくなってしまった)。これらが龍と蛇/駿河姉妹やその母の人生を狂わせた全てのきっかけになったのである。
実は彼女こそが、2代目の山猫(新空港占拠)であり、北見に山猫のフリをするよう指示していたことが明かされた(北見が自分が山猫だとシラを切るも「もういい、下がりなさい」と言っていることからどこかで立場が逆転したと思われる)。向こう100年の国の資源のためにもMプロジェクトを成功させるべく、邪魔になる人間を消していた。悠月に「計画のためなら人が死んでもいいのか?」と問われた際には、苦渋の表情を見せながらも「国を守るための必要な犠牲だった」と返している。健一に関しても北見を脅していた本当の理由が三郎のためだと知っていた。
占拠事件が終わった後、拾った銃で自害しようとしていたが三郎の必死の説得により踏みとどまり、そのまま逮捕された。
- 武蔵健一〈享年25〉
演:本多遼
武蔵と二葉の兄で市役所職員。30年前に仕事に行き詰まり心療内科にも通院していたが、12月24日に突如失踪。しかし龍/悠月によると失踪は山猫が作り出した嘘だという。さらには心療内科に通院したという事実はなかった。
当時彼は、陸奥建設の道路工事について独自で調べており、その計画には議員だった北見との利権が絡んでおり、初代山猫の正体まで突き止めていた。その件を告発しようとしていたが北見に撲殺され、真相を30年もの間空港の占拠事件が起こるまで闇に葬られていた。が、もし三郎の養育費として300万出してくれればこの件については目を瞑るとしていた(真偽は不明だが)。北見はこのことから「あいつはお前らが考えるような高潔な奴じゃねえよ」と三郎や悠月たちを嘲笑っている。
だが彼が300万円を要求したのは、死んだ両親が遺した借金を返済するためだったことが最終話の最後の方で明らかになった。