求ム 長距離援護機
第二次世界大戦前のアメリカ、とりわけアメリカ陸軍航空隊(USAAF)では、
B-29のような爆撃機の飛行に完全に随伴し、護衛できる戦闘機を求めていた。
だが、当時の戦闘機(P-38、P-47、P-51等)ではいずれも航続距離が足りず、
またはパイロットが一人なので、操縦の負担も大きい短所があった。
そこで要求されたのが『爆撃機に随伴し、長躯護衛できる護衛戦闘機』である。
これに対してノースアメリカン社が提案したのが「F-82」で、
なんとP-51を2機繋げた恰好になっている。
搭乗員は2名で、もちろん2人が交替しながら操縦できる。
(もう片方は航法を担当)