曖昧回避
- ギリシア語 ἐπιφάν-εια から派生して、顕現、光の出現等を意味する。
- キリスト教では、主が地上に最初に顕現したことを表し、記念日を公現祭とする。
- 2を由来としたJRA所属の競走馬名。 →エピファネイア
概要
エピパネイア(ἐπιφάν-εια)とは、「現れる、出現する、光のなかに来る」などの意味を元々持っていた。心理学的には、インスピレーション(霊感)の光の顕現を意味する。また、光である神の出現や到来を意味した。エピファニーは、聖なるもの、あるいは霊感の顕現を意味した。
キリスト教においては、主イエスの地上への顕現を意味し、東方教会では、イエスが洗礼者ヨハネから洗礼を受けたとき、天から鳩の姿の聖霊がおりきたり、イエスが主であることを示したことを記念し、これを「テオファニー(神の顕現)」と呼び、「神現祭」として祝った。
他方、西方教会では、イエス誕生の際の三博士の礼拝において、イエスがすべての異邦人に主たる存在を顕現させたとして、これを「エピファニー(公現祭)」と呼ぶ。
メイン画像は、1]の顕現としての「エピファニー」を示す。