概要
第二部から登場する新たな敵。悠久の玉を盗み、それ以降幾度も暗躍する。
竜堂ルナとは「妖怪と人間の混血」「妖怪側の血筋は王家の、人間の血筋は陰陽師の家系」「赤ん坊の頃に生き別れた双子の片割れがいる」などの共通点を持つ他、双方の先祖由来の複雑な因縁で結ばれている。
当初は身体が不自由で、黒い獣に乗って移動していたが、ケンガから失敗への制裁を口実に力を奪い、ルナ達と相まみえる頃には自力で歩けるようになった。
作中で彼女を見た駿曰く「自分と同じ歳くらい」の少女。
目的の為なら手段を選ばず、ときに笑いながら他者を痛めつけるなど冷酷、惨忍な人間性と、自身の苦痛や流血、悍ましい肉体の変化さえも厭わない執念を併せ持つ人物。
御庫裏雛子とは双子だが、ナナセの方は雛子を肉親と思ってはおらず(血縁があることは知っている)平然と彼女の体を「予備の肉体」として乗っ取った。