ヴォルフィード
ゔぉるふぃーど
1989年にタイトーが販売したアーケードゲーム。
概要
「ヴォルフィード」は1989年、タイトーが販売した陣取りゲーム「QIX」、次いで「スーパーQIX」の続編となるアーケードゲーム。
企画者は「バブルボブル」、「サイバリオン」などのプランナーでもある三辻富貴朗氏。
ルールは「QIX」同様、四角いフィールドの枠線上を移動し、自機でフィールド内に線を引いてフィールド内を移動する敵を囲う。
ただし異なる点は少なくなく
- 線を引いている最中に後戻りできること
- 加速移動はできないこと
- フィールドには囲って倒すボスキャラの他にザコキャラも存在すること(線を引いている最中でなければ当たってもミスにならない)
- ボスが弾を発射すること(線を引いている最中でなければ当たってもミスにならない)
- ボスキャラは移動範囲が狭まると徐々に小さくなること
- 前作にいた枠線を移動する「スパークス」に相当する敵がいない反面、引いている途中の線に敵や敵弾が触れると近しい存在の「スパーク」が発生すること
- アイテムが存在すること
など。
4方向レバーと1個のボタンで操作。ボタンを押している間、フィールド内に線を引ける。またショットアイテムを取ると、フィールド上の敵キャラへ向けボタンを押して弾を発射できる。
アイテムはエネルギーブロック(銀色のピラミッド)を囲うと取得できるが、どのアイテムかは囲ってみないと分からない上に、囲ったと同時に取得になる。
アイテムの種類は
- S(スピード)…… 自機のスピードアップ
- P(パワー)…… 一時的に残りエネルギーの減少が止まる
- L(レーザー)…… 一定時間、レーザー攻撃でザコを倒せる
- C(クラッシュ)…… ザコが一掃される
- T(タイマー)…… 一定時間、敵が停止する
- ✧(スペシャルショット)…… ボスをも倒せるショットを発射できる
以上の6種類。
ラインを引いている最中に敵に触れる、発生したスパークに触れる、エネルギー残量がゼロのときにラインに敵が触れる、以上で1ミスになる。
移植
- 1989年12月:PCエンジン(ルールが若干異なる)
- 1991年1月:メガドライブ
- 1991年12月:FM-TOWNS
- 2001年12月:PlayStation(SIMPLE1500「THE陣取り」のタイトルで発売)
- 2007年3月:PlayStation2(タイトーメモリーズⅡ 下巻に収録)
- 2008年11月:Wii バーチャルコンソール (PCエンジン版)
- 2022年3月、イーグレットツーミニに収録
- 2024年3月、アーケードアーカイブスで配信(設定でスコア表示を1桁追加可能)