1986年にタイトーが販売した業務用アクションゲーム。デザイナーは三辻富貴朗氏。
魔法でバブルドラゴンに変えられた主人公バブルンとボブルンが口から吐く泡を武器に、恋人を取り戻すべく地下100階を目指す。
内容
敵を泡に閉じ込めて割ると画面外に吹っ飛ばして倒すことが出来、全部倒すと面クリア。
敵を閉じ込めた泡を多数くっつけてまとめて割ると高得点になり、エクステンドバブルで自機を増やすチャンスにもなる。
ただし閉じ込めてから時間がたつと敵は泡から脱出してしまいスピードアップする。
泡は画面上に多数(少なくとも数十個単位)出すことが出来、ジャンプボタンを押しながら飛び乗ると上に乗ってさらに上にジャンプすることも出来る。
また泡はクリア時にフード(得点アイテム)に変わって降ってくることがある。
ゲーム中は固定画面であるが、面クリア時にはBGMをそのままに下方向にスクロールして次の面が出てくる演出になっておりテンポよく進んでいく。
敵キャラ
ゼンマイ仕掛けの敵キャラ。ブロックの上を歩いて動き回り、バブルンたちを追いかける。
ジャンプも多少できる。他の敵キャラも一部を除けば基本的にぜんちゃんと同じ動きをする。
実は『ちゃっくんぽっぷ』での没キャラ。
白色のローブを羽織った敵キャラで、進行方向に岩を投げてくる。
『ちゃっくんぽっぷ』から登場で、タイマーの役割。
常に空中を浮遊し、壁に跳ね返りながらななめに移動する。
まいた同様、『ちゃっくんぽっぷ』から登場したキャラ。
頭にプロペラが付いており、緩やかなジグザグを描くように空中を移動する。
下半身がバネになっており、ブロックの上を飛び跳ねるように移動する。
穴を飛び越えるジャンプはしないが、進行方向に火の玉を打ってくる。
魔法使いのような外見をした敵キャラ。
進行方向にジュースのビンを投げてくることがあり、ビンは壁に当たると跳ね返る。
『スペースインベーダー』がモデルの敵キャラ。
ブロックに沿うように移動しながら、下方向にビームを放つ。
「Hurry up!!」になると現れる白いもんすた。永久パターン防止キャラのため倒せない。
一定時間シークレットルームを出ないでいると出現する永久パターン防止キャラ。
ボスキャラ。どらんくを大きくしたような外見をしている。
斜めに動き画面端で跳ね返るように飛び回りながら、ジュース瓶を扇状に投げてくる。
続編・派生作品
本作は大量の派生作品が存在しており、なかなか複雑なことになっている。
原作の移植版でも様々なバリエーションがある他、続編についても『2』を名乗るタイトルが4作品ぐらいある。
移植作品
以下では大きく違いのあるものを挙げる。
- セガマークIII/マスターシステム版『ファイナルバブルボブル』:アイテムや特殊攻撃の増加、新ステージなど様々な追加要素が加わっている。
- ゲームボーイ版:モノクロ版とカラー対応版の2種類がある。ストーリーが「病気の弟を救うため伝説の薬を探しに旅立つ」という内容に変更。
- X68000版:おまけとして『サイバブルン』という『サイバリオン』のパロディモードが収録。
- GBA版『バブルボブル OLD & NEW』、DS版『バブルボブルDS』:旧来のクラシック版とリメイク版を同時収録。
- Wii版『バブルボブルWii』、Xbox360版『バブルボブルNeo!』:4人協力プレイ対応。黄色いパブルンとピンクのぺブルンという新キャラが登場。
ストーリー上の続編
以下はストーリーとしての続き物だが、全く別のゲーム内容になっている。
- 『レインボーアイランド』:サブタイトルが『THE STORY OF BUBBLE BOBBLE 2』。なお、『レインボーアイランド』自体も続編や後継作品が何作も出ている(別項参照)。
- 『パラソルスター』:サブタイトルが『THE STORY OF BUBBLE BOBBLE III』。
ゲームシステム上の続編
以下の2作は現在では正統続編の流れからは外れた外伝的立ち位置になっている。
- 『バブルボブル2』:ファミコン用ソフト。『2』と名乗っているが設定が一新され、主人公の姿はバブルン達そっくりだがカビーとルビーという別人。
- 『バブルボブルジュニア』:ゲームボーイ用ソフト。海外タイトルは『BUBBLE BOBBLE PART 2』。上記FC版『2』のアレンジ移植だが、こちらも主人公はロビー(伝説のばぶるどらごんの血を受け継ぐ自称バブルンJr.)という別人。
ゲーム性を受け継いだ現在の正統続編扱いとなっているのは以下のタイトル。
- 『バブルシンフォニー』:欧州版タイトルは『BUBBLE BOBBLE II』。初代『バブルボブル』の未来の孫世代のお話となっている。初代の孫であるバブルンとボブルンの他、女の子の黄色いクルルンとピンクのコロロンも登場。
- 『バブルメモリーズ』:サブタイトルが上記『パラソルスター』と同じ『THE STORY OF BUBBLE BOBBLE III』で、再び時系列が戻っている。
- 『バブルボブル4フレンズ』:Switch/PS4/Steamで発売。『4』と名乗っているが、今回のバブルン達は夜の子供部屋を舞台にした「おもちゃ」という設定で、世界観に繋がりはない。
その他
- 『バブルボブル マジカルタワー大作戦!!』:PSP用ソフト。設定もシステムもガラッと一新したリブート作品。18世紀のロンドンを舞台に着ぐるみ姿のバブルン・ボブルン兄弟が活躍するアクションパズルゲーム。
- 『BUBBLE BOBBLE DOUBLE SHOT』:日本未発売のDSソフト。開発は『バブルボブルDS』と同じくドリームス。こちらも設定が一新され、バブルドラゴンのバブ(緑)・ボブ(青)の兄弟が祖父の家でいとこのブブ(赤)と共に宝の地図を発見して冒険に出かけるというもので、3匹を切り替えながら進めていくシステム。
- 『パズルボブル』シリーズ:本作のバブルンたちを主役に据えたスピンオフパズルゲーム。今ではこちらの方が有名かもしれない。
関連作品
『メガブラスト』や『ぽっぷんぽっぷ』にバブルン達がゲスト出演している。
また、本シリーズのルーツとしては『ちゃっくんぽっぷ』や『フェアリーランドストーリー』、後継として『ニュージーランドストーリー』や『ドンドコドン』等がある。
関連タグ
バブルシンフォニー バブルメモリーズ バブルボブル4フレンズ
ちゃっくんぽっぷ フェアリーランドストーリー ニュージーランドストーリー
関連動画
グラフィックバグを含めたあらゆるバグを一通り取り除き更にアーケード風のBGMに改修したMSXバージョン