「人は5人、代価は3つ──」
概要
己が身を顧みず、刃に晒す剣客。本来の名前は不明。
「運命の奴隷」に忠誠を誓い、恐ろしいほどの自己治癒能力を持つ。
彼は古びた剣を使って戦う。ひびが入った刀身は、その体と心のようだ。
プロフィール
人物
物語の第二の舞台仙舟「羅浮」で本格的に登場する星核ハンターの1人。懸賞金額は81億3000万。
左手には包帯が巻かれており、右手にはひびが入った刀身の剣を携えている。元々手先が器用だったらしいが、現在は以前程器用には動かない様子。それでも尚素早い剣捌きを繰り出す事ができる。
仙舟「羅浮」の長命種と同じく「魔陰の身」を発症しており、長い寿命と強力な力、そして彼の場合何度殺しても死ぬことのない不死身に等しい自己治癒能力を持つが、それと引き換えに徐々に心に存在する狂気に蝕まれていく運命にある。そのため、魔陰の力はカフカの言霊によって抑制されており、普段は無口で物静かな雰囲気を漂わせている。ちなみに彼女からは「刃ちゃん」と呼ばれている。
ver.1.4の鏡流の任務で彼の過去と丹恒、景元、鏡流、白珠との関係が判明した。
刃のキャラクターストーリーと遺物ストーリーに愛する者の存在が書かれている。
能力と戦術
壊滅キャラの耐久力を活かして、自身のHPを犠牲にする事で自己強化や強力な攻撃を繰り出す自傷アタッカー。
自傷アタッカーではあるが、アーランとは違い最大HPやHPの減少量または回数を参照する効果が多いため、低HPを保つ必要は無い。高い全体火力を誇るため、メインとサブどちらもこなせる。
軌跡
- 通常攻撃「支離剣
指定した敵単体に攻撃力50~100%分の風属性ダメージを与える。
後述の「地獄変」状態中ではこの技を使えないため、使用する機会はほとんどない。
- 強化通常攻撃「無間剣樹」(「地獄変」状態中)
「余さず…返そう!」
HPを最大HP10%分消費し、指定した敵単体に攻撃力20~40%+最大HP50~100%分の風属性ダメージを与え、隣接する敵に攻撃力8~16%+最大HP20~40%分の風属性ダメージを与える。
残りHPが足りない場合、『無間剣樹』を発動した時、残りHPが1になる。『無間剣樹』はSPを回復できない。
刃のメイン火力。後述の戦闘スキルで「地獄変」状態に入ることで使用可能になる。
通常攻撃ではあるが挙動はスキルそのものであり、EP回復量も一般的な戦闘スキルと同じ。
そして実質的なスキル攻撃でありながらSPを消費しないというメリットがあり、SPのコストパフォーマンスが非常に高い。
- 戦闘スキル「地獄変」
「死兆よ…来たれ!」
HPを最大HP30%分消費して「地獄変」状態に入る。「地獄変」状態では戦闘スキルを発動できず、自身の与ダメージ+12~40%、通常攻撃「支離剣」が「無間剣樹」に強化される、3ターン継続。
残りHPが足りない場合、戦闘スキルを発動した時、残りHPが1になる。この戦闘スキルはEPを回復できない。この戦闘スキルを発動した後、ターンは終了しない。
3ターン継続する自己強化スキル。強化中は戦闘スキルの使用が不可能になる。
因みにスキル発動ターンではバフのターンが消費されないため、事実上の継続ターンは4ターン。
- 必殺技「大辟万死」
「この佳景、俺には届かぬが…」
「皆を招こう…はぁ!」
残りHPを最大HPの50%にし、敵単体に攻撃力24~40%+最大HP60~100%+戦闘中失った累計HP60~100%分の風属性ダメージを与え、隣接する敵に刃の攻撃力9.6~16%+最大HP24~40%+戦闘中失った累計HP24~40%分の風属性ダメージを与える。
戦闘中失ったHPの累計のカウントは、刃の最大HPの90%を超えず、必殺技を発動した後にリセットされる。
強制的にHPを最大HPの50%にするというユニークな効果を持つ。
HPが50%未満の時に使用すると実質的な回復技となり、HPが50%より大きい時に使用すると自傷扱いとなり、自傷系のスタックが溜まる(必殺技の失った累計HPにも加算される)。
- 天賦「倏忽の恩賜」
「彼岸…葬送!」
自身がダメージを受ける、またはHPを消費した時、チャージを1層獲得する。チャージは最大で5層累積できる。この効果は攻撃を1回受けるたびに1層まで累積できる。
チャージが上限に達した時、敵全体に追加攻撃を1回行い、刃の攻撃力22~44%+最大HP55~110%分の風属性ダメージを与え、刃の最大HP25%分のHPを回復する。追加攻撃を行った後、すべてのチャージを消費する。
全体攻撃+回復技。スタックは持続ダメージでもチャージされ、複数種の持続ダメージを受けるような状態だと一瞬でスタックが溜まって追加攻撃がガンガン回る。
地味に左手で剣を使用している。
- 秘技「業途風」
敵を攻撃。戦闘に入った後、最大HP20%分のHPを消費し、敵全体に刃の最大HP40%分の風属性ダメージを与える。残りHPが足りない場合、秘技を発動した時、残りHPが1になる。
- 追加能力
「無尽形寿」 | 残りHPが50%以下の時、治癒を受けた時の回復量+20%。 |
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「百死耐忍」 | 『無間剣樹』を発動した後、弱点撃破状態の敵に命中した場合、刃は自身の最大HP5%+100のHPを回復する。 |
「壊劫滅亡」 | 天賦による追加攻撃の与ダメージ+20%。 |
星魂
①「形寿記せし剣身 地獄変の如く」 | 指定した敵単体に対する必殺技の与ダメージが、刃の戦闘中失ったHPの累計150%分アップする。戦闘中失ったHPの累計のカウントは、刃の最大HPの90%を超えず、必殺技を発動した後にリセットされる。 |
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②「支離の旧夢 万事が遺恨」 | 刃が「地獄変」状態の時、会心率+15%。 |
③「鍛造されし玄鋼 寒光放つ」 | 必殺技のLv.+2、最大Lv.15まで。天賦のLv.+2、最大Lv.15まで。 |
④「冥府の岐路越え 回生せし骸」 | 残りHPが50%を超える状態から、50%以下になった時、最大HP+20%、この効果は最大で2層累積できる。 |
⑤「十王の大辟 懸かり照らす業鏡」 | 戦闘スキルのLv.+2、最大Lv.15まで。通常攻撃のLv.+1、最大Lv.10まで。 |
⑥「涸れし魂魄留まりて 此の身に戻る」 | チャージ層数の上限が4層になる。天賦による追加攻撃の与ダメージが、さらに刃の最大HP50%分アップする。 |
順当に火力が上がる、優秀な凸効果が揃っている。4、6凸は耐久力の向上にもつながっている。
…が、まずは凸の前にモチーフ光円錐である✦5「着かない彼岸」の入手をおすすめする。
装備・編成について
総合火力こそ高いものの実際の攻撃力はヒーラーの中でも特に火力に乏しい白露にすら劣り、参照される割合から見てもHPの依存度が高いため、火力を上げる際は攻撃力よりもHPや与ダメージを増やす装備・編成が要求される。
また会心率は比較的確保しやすい(元々持っている5%+軌跡12%+遺物「宝命」の4セットで最大16%+オーナメント8%=合計41%。無凸「彼岸」で更に18%→59%になる)ので、遺物の胴体は会心ダメージの方が良い。
分かりやすく図にすると
素の会心率5%(全キャラ共通)
↓
軌跡+12%→合計17%
↓
遺物+16%→合計33%
↓
オーナメント+8%→合計41%
↓
彼岸+18%→合計59%
となる。
なお、この数値は厳選を全くしていない状態なので、厳選次第ではこの数値より大きくなる。
- 光円錐
Ver.1.2時点ではHPを参照する壊滅キャラ専用の光円錐が少なく、現状はモチーフである✦5「着かない彼岸」が唯一マッチした光円錐となっている。この光円錐がない場合は、ダメージバフを所持している✦5「かけがえのないもの」か✦4「秘密の誓い」が代替候補となる。
- 遺物
トンネル遺物はHP上昇が見込める「宝命長存の蒔者」4セット、次元界オーナメントは「星々の競技場」が最もおすすめ。「星々の競技場」は発動条件が厳しいように見えるが、上述の通り割と会心率を盛れるため、条件達成は容易。
条件を緩くするなら、トンネル遺物「昼夜の狭間を翔ける鷹」4セットと、次元界オーナメント「自転が止まったサルソット」が妥協ラインとなる。
会心率が戦闘中に70%まで届かないなら「サルソット」、超えるようになったら「星々」で良いだろう。
メインステータスは胴体が会心ダメージ、足がHP、オーブは風、縄はHPで。オーブはHPでも良いが、ダメージはやや落ちる。
- 編成
天賦が被弾、自傷を前提としていることから、バリアを張ったり挑発等を行う存護キャラとは相性が悪い。そのため、編成時は存護キャラよりもヒーラーである豊穣キャラの起用が推奨される。特に羅刹とは、刃のHP減少の頻度や星魂による恩恵を鑑みてVer.1.2時点で最も相性が良い。
また、火力を上げるサポーターとしては、行動と与ダメージを両方増やせるブローニャとの相性が良い。彼女のバフは性質上SP消費が重いという欠点があったが、刃はSP効率が良いキャラであるため、このデメリットを緩和できるのも評価点。
注意点として、羅刹とブローニャを同時に採用すると、オート性能が著しく低くなる。これはオート時のブローニャ戦闘スキルが(おそらく攻撃力の関係上)羅刹を指定してしまうため。
関連イラスト
余談
- ゲームリリース開始当初の本編での初登場シーンにて如何にも狂気的なキャラクターとして描かれていたが、Ver.1.1で実装された光円錐「初めてのクエストの前に」にて、黒いロングコートとニット帽にマスクとサングラスを着けているという如何にもな不審者ファッションの変装姿が映っていたことからユーザーの笑いを誘った。
- 続くVer.1.2の予告番組にて、カフカとの関係性を知った一部ユーザーから「要介護要員」または「ママの言いつけを聞く子供」として扱われ、番組中他のキャラクターの話をウンウンと頷きながら聞いている様子を可愛いと評されたりと、本編での活躍に反してある種面白枠のような印象をユーザーに与えている。
関連ビデオ
声優インタビュー
光円錐
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応星:刃の過去