概要
機動警察パトレイバーに登場するロボット「レイバー」の機種。
登場人物の篠原遊馬曰く『輸出用の強力なヤツ』『タカアシガニ』。
機体概要
篠原重工所沢場謹製、型式番号は97式TFV-EX。
全高8.85m、重量13.26t。
四本の走行用兼作業用マニピュレータを搭載し、それぞれにタイヤを備え付けているため道路走行性能が高い。
型式番号の“EX”が示すのは、先に販売されている通常版クラブマンの発展型という意味で、「ハイレッグ」の名の通り通常のクラブマンより脚が長く背が高い。
中東やアフリカでは軍事用にも使われているらしい。
劇中における描写
漫画版
第1話でイングラムと最初に交戦したレイバー。格闘戦でイングラムに脚一本をもぎ取られても体勢を立て直し、その脚で思い切り殴られてなおバランスを崩すことなく立ち続けていた。これを見たイングラムを擁する特車2課第2小隊の後藤隊長に、「篠原重工のオートバランスは逸品だよ」と言わしめている。
劇中では先に同系機のクラブマンが事故(を装った地上げ目的の破壊活動)を起こしており、搭乗者が「レイバーの品質不良」と言い張ってメーカー調査に発展していたせいで、同じ篠原重工製のイングラムにもバランサーへの懸念が生じていた。結果的に、最初の敵であるハイレッグが身をもって懸念を払拭してくれるという筋書きになっている。
TVアニメ版
石油プラントで第1小隊のピースメーカーと第2小隊のイングラム、稼働機計4機を敵に回して大立ち回りを演じ、これを仕留めた泉野明のアルフォンスを含めた全車を小破ないし中破させている。
人気
人型では無いが、その特徴的フォルムと意外な強さから、登場回数の少なさにもかかわらず人気が高い。
旧OVA及びTVアニメ版並びに漫画版と、それぞれ要所でイングラムと対峙しており印象が強いのも、人気の一因と考えられる。
蛇足
イングラム2号機は、これとの交戦の度にどこかがもげている。