「病院占拠…完了」
概要
界星堂病院を占拠する、鬼の面を被った武装集団。自分たちを獄卒、人質を亡者、病院を地獄に見立てて病院を占拠している。目的は人質がかつて犯した、もしくは今なお犯している罪を警察に公開電波で告発させる事。罪を懺悔した人質は地獄(病院)から解放されるが、社会的な立場を失う。最終的に茶鬼以外は警察に逮捕された。次回作でこれらの犯罪計画がある人物によって練られ、それを大和が買って実行したことが判明する。
メンバー
- 青鬼/大和耕一(27)
詳細はリンク先にて。
- 緑鬼/周防誠(50)
演:村上淳
最年長でチームの精神的支柱。正体は電器店「スオウ電気」の店主で周防あかりの父親(シングルファーザー)。土佐によって娘であるあかりを心身共に傷つけられた末に殺されたため、土佐に対して復讐心を燃やしている。交通事故の後遺症で右足を引きずりながら歩いている。最終的に警察に逮捕された。
- 赤鬼/美作孝(35)
演:忍成修吾
40代男性。防犯カメラや病院のシステムをハッキングできるほどの実力を持つハッカー。
正体はIZUMOビジョンの共同設立者(元々はエンジニアだったと思われる)。青鬼、黒鬼とは特に強い信頼関係で結ばれているが、彼らとは幼少期に同じ里親のもとで育った家族同然の存在であり、目的はもう1人の「家族」である山城琴音を見殺しにした長門への復讐。三郎との取っ組み合いの末、確保された。
- 黒鬼/伊予みさき(35)
演:ベッキー
30代の女性。百鬼夜行のムードメーカー的存在。人を食ったような発言をすることが多いが、興奮したり怒り狂ったときは口調が荒々しくなることがある。
正体はIZUMOビジョンの共同設立者。デザイナーであり鬼の面をデザインしたのも彼女である。青鬼、赤鬼とは特に強い信頼関係で結ばれているが、彼らとは幼少期に同じ里親のもとで育った家族同然の存在であり、目的はもう1人の「家族」である山城琴音を見殺しにした長門への復讐。銃撃戦の末、肩を狙撃されたことで隙が生じ、最終的に警察に逮捕された。
- 黄鬼/摂津公明(45)
演:柏原収史
軍事的な訓練を受けていると見られメンバーに銃器の扱いを教えたと見られている戦闘のプロ。
正体は日向聡介の父親で白鬼/ゆり子の元夫。元自衛官。目的は、ホテルオシマ内でのバイオハザードにより亡くなった息子聡介の死を隠蔽した関係者、特に長門への復讐。銃撃戦の末、肩を狙撃されたことで隙が生じ、最終的に警察に逮捕された。
- 白鬼/日向ゆり子(45)
演:真飛聖
女性の鬼。仲間思いで、百鬼夜行の母親的存在。
正体は日向聡介の母親で黄鬼/摂津の元妻。元保育士。目的は、ホテルオシマ内でのバイオハザードにより亡くなった息子聡介の死を隠蔽した関係者、特に長門への復讐。銃撃戦の末、肩を狙撃されたことで隙が生じ、最終的に警察に逮捕された。
- 桃鬼/常陸亜理紗(21)
演:浅川梨奈
女性の鬼。気が強く、奔放な性格。正体は、灰鬼/常陸の娘である大学生。
父と同じく母親(義母)を殺したとされる播磨への復讐のために一味に加わるが、青鬼の身代わりに狙撃された佐渡の返り血を浴びたことにパニックに陥ったこと、盗聴器を持ち込んだ警察官を容赦なく狙撃する青鬼の暴走行為に恐怖したことで良心の呵責に耐えかねて、常陸と共に裕子たちにシェルターのことを教えたことから、仲間たちの怒りを買ってしまう。
計画実行前より、茶鬼・橙鬼こと加賀兄弟とは非常に仲が悪いものの、SIS隊員に撃たれそうになったところを雄吾が自分を庇って落命したことについては責任を感じており、最後まで計画を実行する為に再び鬼として行動をすることとなる。常陸に病院の一室に閉じ込められ、銃撃戦から隔離されたのち警察に逮捕された。
- 灰鬼/常陸潔(43)
演:水橋研二
穏やかな口調の中に強い意志を秘める。正体は、青鬼/大和に銃殺されたはずの心療内科医で武蔵の主治医。
内縁の妻を殺したとされる播磨への復讐のために一味に加わるが、亜理紗が良心の呵責に耐えられなくなったことを受けて「これ以上の犠牲者を出したくない」という考えが強まり、院長室のシェルターのことを裕子たちに教え伝え案内する。このことが原因で白鬼たち仲間の怒りを買うこととなるが、茶鬼/雄吾がSIS隊員に狙撃されて落命してからは親子共々再び鬼として行動する。銃撃戦の途中で亜理紗を病院の一室に閉じ込め銃撃戦から回避させ、被弾したうえ、警察に逮捕された。
- 茶鬼/加賀雄吾(37)
他の鬼たちより身長が高いオネエ口調の男性。神経質で周囲の変化を敏感に感じ取れるが、ヒステリックな一面もあり、怒り狂うと口調が荒々しくなる。正体は橙鬼/加賀流星の兄で加賀大輝の長兄。弟2人の親代わりになっていた。
末っ子の弟・大輝の死に深く関わっている播磨達への復讐のため、一味に加わる。流星と同様、桃鬼こと亜理紗には見下した態度を取っており、非常に不仲である。しかし、目的を同じくする仲間であるとして、セキュリティを突破して病院に潜入したSIS隊員から亜理紗を庇い、狙撃された際に生じた傷が致命傷となり、出血多量で裕子たちの治療も虚しく息を引き取った。
- 橙鬼/加賀流星(34)
演:森田甘路
他の鬼たちよりガタイが大きい男性。粗野で短気な性格で、非常に口が悪い。正体は茶鬼/加賀雄吾の弟で加賀大輝の兄。
末っ子の弟大輝の死に関わっている播磨達への復讐のため、雄吾と共に一味に加わるが、桃鬼/亜理紗に対しては見下しているような態度を取っており、折り合いが良くない。
雄吾が亜理紗を庇って被弾して死亡した際は兄弟一人ぼっちになったことに傷心し、一味から抜けて自首しようとしたが、生前の雄吾が決起前に遺した言葉を踏まえた青鬼/大和に諭され、最後まで鬼として仲間のために行動することした。
鬼たちで最初に三郎に確保され、最終的には警察に逮捕された。
- 紫鬼/相模俊介(27)
演:白洲迅
SISの捜査員。警部補。さくらの後輩。
病院内の鬼たちとは別に単独行動を取っていた鬼。ホテルを抜け出したえみりを保護した相模を襲撃し、えみりを誘拐する。その正体は、播磨が利用しているホテルオシマの副支配人・対馬勝見。青鬼に播磨のホテル入室記録を消去した件を脅される形で利用され、紫鬼として青鬼の指示通りにえみりを誘拐していた…が、実は彼は事前に用意されていたフェイクであり、偽紫鬼の逮捕後も警察内部に潜り込んで捜査情報を鬼側に流したり、爆弾を仕掛けたりしていた。
三郎が無実の罪を着せられた際に彼の罪を晴らすため協力していたが、第8話で彼が紫鬼であることが発覚した。目的は、ホテルオシマ内でのバイオハザードにより亡くなった婚約者・山城琴音の死に関与した関係者、特に長門への復讐。三郎との格闘の末逮捕され、紫鬼の仮面は三郎が病院へ潜入するための変装道具に利用された。