概要
2003年11月の『Truth: Red, White & Black』で初登場。
「ブラック・キャプテン・アメリカ(The Black Captain America)」として知られる、スティーブ・ロジャース / キャプテン・アメリカに続いて超人兵士となった黒人男性。
来歴
大戦中に極秘に行われた超人血清の再現実験に300人の黒人兵士が参加させられており、その唯一の生存者。元々スティーブのファンで戦闘中に憧れから同じコスチュームを着たが、それを盗んだ罪で逮捕(実験を隠蔽するための政府の陰謀である)、17年もの間投獄された。
さらに血清自体も未完成で、不老ながら認知症を患うという生き地獄を味わっていたが、その事実を知ったスティーブによって名誉が回復された。
「ブラック・キャプテン・アメリカ」は黒人コミュニティにおいて英雄視され付けられた名である。
現在は孫のイーライ・ブラッドレイ(Elijah)がヤングアベンジャーズの初期メンバー「パトリオット(Patriot)」として活躍している。
↑下段左端がイザヤ、その右隣りがイーライ。
MCU版
演:カール・ランブリー / 吹替:宝亀克寿
日本語版の名前は「イザイア・ブラッドレー」。
宝亀氏は『ブラック・ウィドウ』のドレイコフに続く2役目である。
本作で初登場。
初老の退役軍人として登場しており、1950年代に不本意に超人血清を投与されて超人兵士となったが、原典と違ってキャプテン・アメリカになれず、むしろ黒人の超人兵士の影響を恐れたアメリカ政府によって人体実験の対象として非人道的に扱われた末に30年間刑務所に投獄される羽目となった。
その後、悲惨な立場を哀れんだ看護士の手引きで刑務所から解放されたものの、投獄中に愛する妻がこの世を去った事と自身が世間的に死亡扱いされた事を突きつけられ、肌の色の違いで平気で非人道的に扱うアメリカ社会に絶望して現在に至る。
作中ではボルチモアで孫と静かに暮らしていたが、上述の経緯から人間嫌いになっており、フラッグ・スマッシャーズの手がかりを求めて訪ねてきたサム・ウィルソンに対しても「白人に魂を売った黒人」と見なして疎んでいたが、その一方で彼がキャプテン・アメリカの盾を託されてしまった事に関しては哀れみとも取れる忠告をしていた。
しかし事件解決後にサムを見直すようになり、彼の計らいでキャプテン・アメリカの博物館に一度歴史から葬り去られた黒人の超人兵士の功績が展示された事に歓喜していた。
- Captain America: Brave New World
孫とともに再登場予定。映画デビューとなる。
関連タグ
ブラックパンサー、マイルス・モラレス:同じく黒人のMARVELヒーロー。
キルモンガー:MCU版ではある意味「イザヤのIFの姿」とも呼べるMARVELヴィラン。
マーシャン・マンハンター:DCコミックのスーパーヒーロー。『ジャスティス・リーグ ザック・スナイダーカット』に登場した際、MCUでイザヤを演じたカールが声を担当した。