概要
ジェノザウラーを格闘戦に特化させた機体。背面にはロングレンジパルスレーザーライフルに代わり、特殊チタン合金で作られた巨大な盾「フリーラウンドシールド」とその内に中型ゾイドを一撃で破壊する力を持った鋏「エクスブレイカー」を装備した「ブレイカーユニット」を装備している。大型の可変式スラスターも装備されており、短時間の低空飛行と長距離ジャンプも可能になった。また背部に装備されたサブジェネレーターである「荷電粒子コンバーター」により荷電粒子砲の出力が三割向上し、連続発射可能となった。スラスターとの兼用で移動中や空中での荷電粒子砲の発射も可能だが撃つには機体を動かしながら前後方向のベクトルを調節しバランスを取る天才的な操縦技術が要求される。素体のジェノザウラーにも内包する力を引き出すために各部を徹底的に見直した上で新オーガノイドシステムを設定。攻撃力・防御力・機動性はブレードライガーを凌駕する。
新規もしくは追加武装は頭部の「レーザーチャージングブレード」。脚部に追加された「ウェポンバインダー」。
数々の強化改造により大幅な強化を果たすが、ジェノザウラーよりさらに操作性が劣悪なものと化し、現存するゾイドの中で最も扱いが難しくエースパイロットでも乗りこなせるものは一握りと言われるほど。
アニメでの活躍
アニメ第一期では、バンのライバルであるレイヴンの第三の搭乗機としてシャドーが独断でジェノサウラーを強化させる形で登場。しかしその進化の大部分はヒルツと行動を共にするアンビエントによってもたらされたものだった。
初登場回からその破格の戦闘能力を発揮し、進化直後のレイヴンが乗っていない状態での破壊を目的とした帝国、共和国合同による大規模攻撃を受けて無傷で健在、その後レイヴンとの合流の間に追撃戦を試みた両国の部隊10個師団を壊滅させバンのブレードライガーに圧勝、アーバインのコマンドウルフに関しては致命傷を負わせた。その後もたった一基でバン、アーバイン、トーマを含めた両国の軍と複数回交戦、デススティンガーの横やりを受けたものを除けば決着が付いていない場合でも勝利と言って差し支えない戦果をあげている。その後シャドーの死で一時は戦線離脱を余儀なくされたがシャドー復活後はパイロット不在でその負荷を考慮する必要のないジェノザウラー3機と同時に交戦、これを撃破しさらにデスザウラーの強力なシールドをも必殺の荷電粒子砲で突破するなどその強さを見せつけた。
ちなみに余りのスペックの高さゆえに制御が難しく、オーガノイドとしても作中最もスペックの高いシャドーですら3分間しか制御できないほどである。
漫画での活躍
デススティンガーを諸事情で失ったハンナ・ハンナが新たに搭乗したが、バーサーク・フューラーの噛ませ犬に終わった。