アンキック
あんきっく
やなせたかし原作の漫画及び絵本『アンパンマン』シリーズ及びテレビアニメ『それいけ!アンパンマン』に登場する主人公アンパンマンの得意技の1つで、悪者を懲らしめるためにお見舞いする強烈な跳び蹴り。
もう1つの得意技であるアンパンチと作中の描写を踏まえて比較すると、とどめの一撃など必殺技として使用されることが多いアンパンチの方が攻撃力には秀でているものの、助けを求める声を聞き遂げて参上するなり蹴り込むことも多々ある(劇場版『ハピーの大冒険』など)アンキックの方が素早く繰り出せるという利点がある。
また、マントが破られて飛べないときに木の枝などの撓りを利用して威力を向上させたり、地上すれすれから弓なりに急上昇してバイキンメカの死角から攻撃したりなど、アンパンマンの創意工夫もあって活用範囲は広い。
劇場版『かがやけ!クルンといのちの星』ではだだんだんとの真っ向勝負で拮抗している一方、テレビ『ばいきんまんとジャイアントだだんだん』の冒頭ではだだんだんをバイキン城まで一撃で吹き飛ばしているなど、その攻撃力はエピソードや戦局によってまちまちである。
相棒であるカレーパンマンも「カレーキック」、しょくぱんまんも「しょくぱんキック」(または「しょくキック」)という同様の技をそれぞれ得意としており、彼らもしくはやきそばパンマンなど脚力に秀でたキャラクターと「ダブルキック」という合体技を披露することもある(カレーパンマンとしょくぱんまんが協力してアンパンマンたちの危急を救うために「ダブルキック」を蹴り込む場面も度々ある)。