概要
2024年4月17日の深夜、豊後水道で発生した大地震。震央は北緯33.2度・東経132.4度、震源の深さは39km。規模(マグニチュード)はM6.6。愛媛県と高知県で最大震度6弱の烈震を観測した。この2県で震度6弱以上の揺れを観測するのは、1996年に震度階級が現行のものに改正されてからは初めてである。それどころか、四国地方全体でも震度6弱以上を観測するのは(歴史地震を除いて)初めてである。
南海トラフとの関連
この地震は、近い将来発生すると懸念されている「南海トラフ巨大地震」の前兆ではない。なぜなら、この地震はフィリピン海プレート内部で発生した正断層型のスラブ内地震であり、南海トラフ地震のような逆断層型のプレート境界地震ではないからである。