- 日語:ラテン語
- 英語:Latin
- ラ語:Latine
ヨーロッパ言語の基礎言語の一つ、アルファベットを用いる。かつて古代ラテン人が用いた言葉でギリシャ語から派生した言語である。
ローマ帝国の公用語
その後ラテン語を用いるラテン人系のローマ人が世界帝国となったローマ帝国の公用語となったことで世界国家の公用語という価値があった。ギリシャ語はローマ帝国では第2公用語の地位であった。ただしローマ時代のラテン語は大文字しか存在せず、UとVの区別もしていなかった。小文字が登場するのはペンで紙に書くことができる時代からである。
ローマ帝国滅亡後
ローマ帝国滅亡後、フランク人やゲルマン人がラテン語から独自の言葉作るなどして、徐々にラテン語はヨーロッパ世界では用いられなくなってきたが。王族や貴族、キリスト教カトリックの活動はすべてラテン語で行われていたので神の言葉を伝える神聖な教会用語とされ神聖不可侵的なものとなる。
バチカン市国
近代文明にはいると王族や貴族が消滅する中で独立した共和国の市民感覚になじみの深い土着的な言葉が普及し教会もその地方に合った言葉で話すことが許されるようになり、完全にヨーロッパ世界ではラテン語は死語となった。
ただしバチカンは前に書いたように、古代以来ラテン語を使っていたのでラテン語が土着的な言葉であるとされ。今日でもバチカンでは日常でラテン語を使用している。