概要
人物
序曲PVにおいてボイスのみ登場していた人物。それ以上の情報はなかったが、ver4.1の作中で先代の水神と判明した。
500年前の天理からの召集でカーンルイアに赴いたが、その戦いで亡くなっている。
古い博物誌の抜粋によると、彼女の流した最初の涙から純水精霊が生まれたという伝説があるらしい。
経歴
エゲリアは魔神戦争より前からフォンテーヌを治めていたが、ある大罪を犯した事で天理によって長らく幽閉されていた。
エゲリアが幽閉されていた時期にフォンテーヌに来たのが魔神レムスであり、レムスは大洪水によって文明がリセットされていたフォンテーヌに古代レムリア文明を築き上げた。エゲリアはレムスとも面識があり、現テイワットの生命とは相いれない「原始胎海」の事を教えており、レムスは「原始胎海」を使って魔像の原料となるイコルを作り上げた。
しかしレムリア文明は結局滅びを迎え、レムスの死後に幽閉から釈放されたエゲリアが水神として再びフォンテーヌを治めるようになった。
その後彼女は「原始胎海」の再来・浸食を防ぐため、その境界にゲートを設立。贖罪を欲していた罪人達にそれの管理を託し、現在のメロピデ要塞となる海底砦を共に築きあげた。
世界任務「水仙十字シリーズ」では、孤児や犯罪者の子どもを養育するための孤児院「水仙十字院」を設立していた事も明かされている。500年前の時点では知能が低いものの大人しい純水精霊のリリスを院長に、元海軍司令官の人間の女性バザルを副院長に任命しており、当時所属していた4人の孤児たちは後にフォンテーヌの技術発展に大きく貢献した天才児たちだった。しかし500年前の大戦の影響でフォンテーヌの海域で暴れた漆黒の魔物エリナス討伐のためバザルは前線に復帰し、そのまま帰らぬ人となる。バザルの死後、エゲリアの死の混乱もあって水仙十字院は純水精霊の院長だけでは経営困難となり閉院し、4人の孤児はそれぞれバザルの友人2人に引き取られた。
死後
上記の通り500年前の大戦にて死亡しており、その遺体はスメールとフォンテーヌの国境近くで「甘露活水」になり、亡くなる前の初代草神マハールッカデヴァータに保護されていた。
そしてその地にも厄災が襲いかかった際、かつて花神がマハールッカデヴァータに託した霊光から創られた「神鳥シームルグ」は何とか対応しようとするも力及ばず、当の草神もそれどころではなかった。
そのためシームルグは「甘露活水」を飲み、自らを犠牲にして花霊を含む霊光百種を創造し、結果的に花霊たちが人間たちの協力を得て厄災を退けた。
「甘露活水」は万種母樹を育て、万種母樹とその中にあるエゲリアの神識がアビスの力が溢れる「トゥニギ黒淵」を封じている。後にエゲリアを探しに来た純水精霊たちは万種母樹を見て彼女の死を知り、そのままフォンテーヌの将来を絶望視して世界各地に散ったという。
ゆえに花霊たちは花神と水神のハイブリッド眷属とも言え、見た目もどこか純水精霊と似ている。そのためアランナラたちと違ってスメール領に住む種族でありながら草神の下についておらず、花霊たちが信仰している神は草神ではなくエゲリアである。
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以下、魔神任務第四章第五幕のネタバレ注意! |
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上記の通り他者を想うことができる神ではあったが、その結果行った「ある行動」が天理の敷いた禁忌を破り、その怒りを買うに十分すぎるものだったおかげで、その行動の恩恵を受けたフォンテーヌの全ての民は原罪を背負う事になり、フォンテーヌという国に対しても不可避の「滅びの予言」を宣告されてしまう。
だがエゲリア本人はこの予言への対処を為せないまま命を落としてしまったため、次代の水神であるフォカロルスは予言自体は回避不可能なものとして履行させつつも、フォンテーヌの民の原罪を祓い「滅びの結末」だけを回避するための策を練り、天理をも欺く一世一代の大芝居を打つことになる。その詳細と結末はフリーナおよびヌヴィレットのネタバレ項目をご覧頂きたい。