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基本情報

性別
年齢18歳
誕生日10月24日
身長167cm(下駄含む)
体重58kg
声優小西克幸

概要

 花開院本家直系の陰陽師花開院ゆらの実兄。老けて見えるが高校3年生。身長が低い。

 ゆらと同様に「久しぶりに本家から才ある者が出た」と高く評価される実力者で、周囲からは秋房と共に当主候補と目されていた。知識、経験共に誰よりも優れているとされるが本人は15歳で限界を知ったらしく、「自分の才能はゆらや魔魅流には及ばない」と語っている。発想、アイディア、知識量によって左右される結界に興味を持ち、幼いころは天海に憧れていた。

 自他共に認める「嘘つき」であり、様々な言葉で相手を翻弄する。あの手この手でゆらを弄っている(その為、ゆらから邪険に扱われている)が、ゆらの命の危機には身を挺して庇う等、兄としての自覚と肉親としての愛情は持ち合わせている。

 花開院魔魅流と行動を共にすることが多い。竹筒に入れた液体の式神を操って敵を惑わせる戦法を得意とする策士であり、水と電気のコンビネーション攻撃を行う。 花開院秋房とは次期当主候補としてのライバル関係にある。秋房が研究していた、肉体に式神を取り込む禁術「憑鬼術」には否定的。

 陰陽師を「白(正義)」、妖怪を絶対的な「黒(悪)」だと認識して嫌悪感を持っていたが、奴良リクオとの対決や共闘を経て、態度は多少軟化していく。人間と妖怪の混血であるリクオや、憑鬼術に手を染めた秋房は「灰色の存在」だと考えている。

 本家筋である以上、羽衣狐による“早世の呪い”に見舞われる危機にあった筈だが、呪いが解けたのか作品終了後の『〜陰〜』でも存命であることが確認できる。

「※※※村」の一件以降、都市伝説の発信源が東京であることを突き止め、百物語組との抗争で奴良組に協力する。その後もリクオ達に同行し、遠野・恐山へと向かう。清浄で天海と交戦し敗北するも、東京で葵螺旋城の謎を解きリベンジを果たす。

モデルは『京極堂シリーズ』(『百鬼夜行シリーズ』)の主人公・中禅寺秋彦と思われる。

作者の別作品『神緒ゆいは髪を結い』でも彼と思われる人物が登場。

武器・能力

武器らしい武器は持たず、話術と式神使役による狡猾な戦法をとる。

式神は全て水の属性で、竹筒に封入した状態で持ち歩いている。

「 言言 」

水の式神。「餓狼」という偽りの名と姿を与えられて使役される。敵に向かって突撃していき、反撃を受けると液状に変化。敵の体内に侵入し、体液を操ることでダメージを与える。

「 狂言 」

猛毒液の式神。人間の姿に擬態し、敵が触れた瞬間に毒液を浴びせるトラップ攻撃を行う。術者である竜二本人だけでなく、他人を姿をコピーすることも可能。声や動作まで再現できる高性能な囮。

「 仰言 」

金生水(こんじょうすい)の式神。純度99.999%の水の力をもって対象を腐食、溶解させる力を持つ。

「 仰言・金生水の花 」

仰言を使った術。花のような形状の金生水の塊を複数作成し、敵に向けて飛ばす。竜二によれば、花を維持できる制限時間は3分間だが、下記の「陣」が発動するまでの時間稼ぎとしての使用だったため、真偽は不明。

「 仰言・金生水の陣 」

仰言を使った術。水の方陣で敵を包囲し、噴出した金生水により消滅させる。強力な術だが、発動までに3分必要。

「 仰言・金生水の流星 」

仰言を使った術。金生水を散弾のように前方に撃ち出す。

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