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中禅寺秋彦

ちゅうぜんじあきひこ

中禅寺秋彦とは、「百鬼夜行シリーズ」(および「京極堂シリーズ」)の登場人物である。
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人物像

中野で古本屋「京極堂」を営む男。

家業は「武蔵晴明神社」の宮司、副業は陰陽師の一種である「憑物落とし(つきものおとし)」の「拝み屋」。

店の屋号に因んで「京極堂」とも呼ばれる。

この世には不思議なことなど何もない」と言うのが口癖であり、座右の銘。

下北半島出身。幼少時は恐山の祖父母の下で育った。

家族は、妻の千鶴子と、実妹の敦子。飼っているの名前は石榴

個性の強いキャラクターたちのまとめ役的存在であるが、彼本人も相当の変わり者。


榎木津関口とは旧制高校時代からの腐れ縁。

宗教、口碑伝承、民俗学妖怪等に造詣が深く、知識と理を尊び、根拠のない事は語らず、無知偏見による誤解を何よりも嫌う。

重度の書痴でもあり、本であれば難解な古文書の類から料理本、赤本漫画までなんでも読む。

さらに家屋敷から店舗に至るまで本で溢れており、店の商品の本も一度以上必ず目を通している。

博覧強記で極めて優れた話術を持つ詭弁家であり、その気になれば言葉だけで他人を己が意のままに操ることも可能だが、本人はその技術を自身の感情のまま使うことを自ら固く禁じている。


その広範かつ膨大な知識と徹底した論理的思考によって複雑怪奇に入り乱れた事件を整理・洞察し、それに纏わる因果と事件関係者の妄執を巧妙な弁舌を以って、当事者に納得できる「かたち」に「解体」する「憑物落とし」を行う。

しかし、事件の謎を不用意に「解体」してしまえば、謎が存在していたことでバランスが保たれていた関係や事象を崩壊させてしまいかねない。それによって新たな被害が発生することも十二分にありうるため、事件解決に暗躍する役どころながら積極的に干渉する事を好まない。


常に和装で、始終不機嫌な仏頂面。この仏頂面は作品を重ねるごとに進化し

・親でも死んだかのような仏頂面

・親戚全部が死に絶えでもしたかのような仏頂面

・町内会の人間全部が死に絶えたかのような仏頂面

・東京が全滅したかのような仏頂面

・日本が滅んでしまったかのような仏頂面

・亜細亜が全部沈没してしまったかのような仏頂面

・三千世界が滅んでしまったかのような悪相

・艦隊を全滅させてしまった海軍指揮官の様な不機嫌な顔

・葬式を二十ばかり梯子したかのような極め付きの仏頂面

・まるでどこか病んでいるかの如き不健康そうな顔

・宇宙の終りが三回続けて訪れたような凶悪な顔

・この世の終わりが十回続けて訪れたかのような仏頂面

・余程酷いことでもなければこんなに凶相にはなるまい

…もはや何が何やら…

関口曰く、邪悪な死神のごとき凶悪な風貌。芥川龍之介の幽霊とのこと。

しかし付き合いの長い者には感情の変化がわかるらしい。

また、興味のある本が見つかったと聞くと、大層喜んで足を運ぶのだという。

憑物落としの際には黒の手甲、両胸に五芒星を染め抜いた黒の着流し

黒の足袋に鼻緒だけが赤い黒の下駄と、黒ずくめの格好をする。

(アニメ版ではさらに髪型をオールバックにする)


痩身だが甘いもの好きで、干菓子などを好んで食べている。

塗仏の宴』での竹宮潤子の発言から察するに、下戸である。

古書肆を開業する前は高校教師であった。中禅寺先生物怪講義録でその頃が描かれている。

「好きなだけ本が読める」という理由から、転職を決意。

しょっちゅう変な連中が店に屯しているため、古本屋稼業の方は開店休業中と思われがちだが、業界でも珍しい本をよく扱うことから常連や得意先が結構いるらしく、意外と儲かっている模様。

本人曰く「十四の時に力仕事をしないと誓った」らしく、非力であるようだ。だが体幹バランスは良いようである。


余談

両津勘吉と面識がある。

書楼弔堂第6話の登場人物、中禅寺輔は祖父であり、曾祖父は中禅寺洲斎

ちなみに名探偵コナンの「青山剛昌の名探偵図鑑」には53巻に登場。


演者


関連イラスト

京極堂の主京極堂

-魍魎ノ匣-センシティブな作品


関連タグ

京極堂 陰陽師 中禅寺洲斎

安倍晴明 探偵

一刻堂


別名・表記ゆれ

中禅寺 京極

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