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講談社から刊行されている京極夏彦の長編推理小説。

百鬼夜行シリーズ」の第一作目。

また、同作者のデビュー作品でもある。

モチーフの妖怪は「姑獲鳥」(うぶめ)。


あらすじ編集

「この世には不思議なことなど何もないのだよ」


夏のある日、関口巽は最近耳にした、産科医院を営む久遠寺家にまつわる奇怪な噂について、京極堂こと、中禅寺秋彦ならば或いは真相を解き明かすことができるのではないかと考え、彼のもとを訪ねた。

そして関口は「二十箇月もの間子供を身籠っていることができると思うか」と切り出す。


久遠寺梗子の夫で関口らの知り合いである牧朗の失踪、久遠寺医院の元看護師の変死、連続して発生した嬰児死亡、代々伝わる「憑物筋の呪い」など、久遠寺家にまつわる数々の事件について、人の記憶を視ることができる探偵・榎木津礼二郎や京極堂の妹である記者・中禅寺敦子、刑事・木場修太郎らを巻き込みながら、事態は展開していく。さらにこの事件は、関口自身の過去とも深く関係していた。

関口に懇願された京極堂は久遠寺家に巣食う『姑獲鳥の呪い』を祓うべく、憑物落としに臨む。

主な登場人物編集


映画編集

2005年7月16日に公開。監督は実相寺昭雄


関連項目編集

京極夏彦

百鬼夜行シリーズ 魍魎の匣

姑獲鳥 仮想現実 呪い

水子

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