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塗仏の宴

ぬりぼとけのうたげ

京極夏彦による長編ミステリ小説。百鬼夜行シリーズ六作目。
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概要

――「知りたいですか」

「宴の支度」「宴の始末」の二部で構成されるシリーズ最長編。
モチーフの妖怪は「塗仏」。
妖怪研究者・多々良勝五郎が初登場した。

上巻「宴の支度」は六体の妖怪(ぬっぺっぽううわんひょうすべわいらしょうけらおとろし)をモチーフとした六つの短編で構成され、下巻「宴の始末」で一つに収束する。

ストーリー

宴の支度 

ぬっぺっぽう
関口巽はかつて静岡の韮山にあったという「消えた村」の調査を依頼された。関口は地元の警官・淵脇と、道中で出会った郷土史家の男・堂島静軒と共に、韮山を訪れる。
うわん
逗子を離れ、知人の尾国誠一の計らいで静岡で暮らしていた朱美はある日、村上兵吉という男の自殺現場に出くわし、彼を救って介抱する。同じ頃、隣人の松嶋ナツの下には「成仙道」という新興宗教の勧誘が毎日のように来ていた。
ひょうすべ
関口は京極堂の同業者・宮村香奈男と知り合う。彼は知り合いの加藤麻美子という女性がある悩みを抱えていることを京極堂に相談に来ていた。麻美子の祖父は最近怪しげな自己啓発団体に入れ込んでいるだというのだが…。
わいら
中禅寺敦子は韓流気道会という道場の記事を書いたことで大反発を買い、門下生らに付け狙われることになってしまう。そんな中、敦子は華仙姑処女と名乗る女と知り合う。彼女もまた韓流気道会に狙われているのだという。
しょうけら
木場修太郎は行き付けの酒場「猫目洞」の女主人である竹宮潤子から三木春子という女性を紹介される。彼女はある男からストーカーの被害を受けており、困っているという。
おとろし
織作茜は織作家の遠縁と名乗る羽田隆三という男に自分の部下になるようにと迫られていた。そんな中、羽田は部下に静岡県韮山の辺鄙な土地を買うように迫られ疑念を抱き、榎木津礼二郎に調査を依頼しようとしたがすっぽかされ、代わりに茜と秘書の津村信吾を韮山に行かせる。

宴の始末

十五年前、紀州熊野新宮の村上家は、次男・平吉の家出をきっかけに家族が崩壊し、長男の貫一も家を出た。貫一は遠く離れた下田で刑事として奉職し、現在は妻と息子と共に暮らしていたが、新興宗教「成仙道」により再び家族崩壊の危機に直面する事となる。

そんな中で、蓮台寺温泉で発生した奇妙な殺人事件の捜査に参加した貫一は、被疑者の足取りを追って韮山に向かい、成仙道の行列と遭遇する。さらに韮山の地には武術道場「韓流気道会」、漢方薬局「条山房」、さらに青木鳥口益田中禅寺秋彦一行らが続々と集結しつつあった。

消えた村、街に溢れる宗教集団、次々と姿を消す仲間たち、そして韮山の封印。
果たしてこの『ゲーム』の仕掛人は何者か。京極堂と最強の敵・判定者(ジャッジ)の戦いが始まる。

主な登場キャラクター


関連タグ

京極堂 白沢 徐福 宗教 新興宗教

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